良い噛み合わせ=関節と調和した噛み合わせです。回転して閉じる物には、軸があります(例:ドア、下あご)。悪い噛み合わせは、端的に言うとドア枠に落ちているクギです。口の中は、50ミクロンの髪の毛さえも見逃しません。そのため、口の中で関節と調和していないクギは、ミリ単位~ミクロン単位のレベルのものです。なんと、このレベルで、人は歯を失い、顎関節症になってしまうのです!しかし、ほとんどの矯正歯科治療では、治療前後に、ミリ単位~ミクロン単位の噛み合わせの「構造上の欠陥」を検査して、治療の検証を行いません。その理由は、そもそも治療のゴールが、見た目重視であるからかもしれません。そのため、矯正歯科治療後の歯が抜歯になってしまったり、顎関節症になってしまうのは、そのためです。見た目重視の歯を並べただけの矯正と、当院で行う健康重視の嚙み合わせ作る矯正には、大きな違いがあります。それは、治療前、治療中、治療後に噛み合わせの検査(ミリ単位~ミクロン単位のクギの存在を調べる)が必須(矯正歯科治療で移動した歯は、噛んでいる歯もあれば、十分噛んでいない歯もあり均一ではないため)。そのため、患者様の健康な歯のエナメル質をミリ単位~ミクロン単位に精密に削る「噛み合わせの調整」を行い、噛み合わせの「構造上の欠陥」であるクギを取り除き、ドアが再び整然と閉じれるように回復することです。ドアとドア枠は平坦な面で合わさりますが、嚙み合わせは、奥歯も沢山あり、それぞれが複雑な凹凸を持っているため、精密な嚙み合わせを作ることは、まさに、「神合わせの奇跡」といえます。歯科医師本来の仕事は、このミリ単位~ミクロン単位の噛み合わせの「構造上の欠陥」で生じる、暴力的な力をコントロールし、関節と調和してすべての歯が、同時に同じ強さで接触することです。そして、「歯とあごの関節」を快適にすることです。そのため、噛み合わせの専門的な知識と技術は不可欠です。これらの精密な作業を行うためには、お一人の患者様に半日という時間を費やす必要があります。従来の矯正歯科治療の治療時間は、約30~40分位だと思います。多くの人は時間のかかることや、他人に簡単に評価をしてもらえないことに時間を割くことを嫌います。ここに皆様の受ける矯正歯科治療が、従来の単なる歯を並べただけなのか?or当院の噛み合わせ治療なのか?の違いがあります。当院は、噛み合わせに本気で取り組んでいます。特に、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせを治療するルールに則り治療しています。なぜなら、皆様が40歳以降のご自身の健康を真剣に考え始めた時期に、奥歯を失って惨めな思いをして欲しくないからです。当院は、皆様にまったく評価して頂けない細部にもっとも時間を割いて治療を行なっています。長く顎関節症を患っている患者様なら、当院の治療を身をもって体現して頂けるはずです。なぜなら、皆様の見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせにこそ、歯とあごのトラブルを招く落とし穴があるからです。
ドアの軸の同様、下あごの関節の軸は、下の歯が向かう位置を厳密に規制しています。「ミリ単位、ミクロン単位」のズレで、かみ合わせ上の「構造欠陥」となります。そして、あごの関節の軸の閉鎖経路を、邪魔するこの奥歯は、てこの支点となって噛む度に、シーソー現象を引き起こし、顎関節を上下に揺さぶり、歯とあごを破壊します。
かみ合わせの出発点は関節です。ドアが軸で回転しドア枠に正確に収まるように、下あごの歯が関節で回転し上あごの歯に正確に収まります。かみ合わせとは、上下の歯の接触ですが、これを規制するのが関節です。良いかみ合わせは、この軸であるあご関節と噛み合わせが調和しており、あご関節の閉鎖経路を邪魔するものはなく、すべての歯が同時に同じ強さで接触します。そのため、咬む力を均等に分散させ咀嚼(そしゃく)機能を最適化し、歯・歯周組織・顎関節に対する負担を最小限に抑え、歯やあごを長持ちさせることができます。一方、悪いかみ合わせは、ドア枠に落ちているクギ同様で、わずかに高くぶつかる歯が関節の閉鎖経路を邪魔し、ぶつかる歯には暴力的なかみ合わせの力で、歯の違和感から始まり、奥歯がしみる、痛む、破折する、歯周病の進行という形で現れます。一方、前歯と関節の間で、ぶつかる奥歯がてこの支点(シーソーの支点)となって関節を揺さぶり、顎関節症(口が開かない、開く時痛い、音が鳴る)のリスクを高めます。そのため、ルールに従ってかみ合わせを改善することは、歯ブラシをすることと同様に奥歯を失う予防になり、顎関節症の治療法になります。私達の歯は、常に見えない敵と戦っています。細菌と力です。
皆様が思う、悪いかみ合わせは、見た目でわかる前歯の歯並びだと思います。
一方で、当院が憂慮する悪いかみ合わせとは、見た目では判断できない、奥歯の接触です。
以下の4つの項目が悪いかみ合わせの基準となります。
頭部はボーリング球と同程度の重さがあるため、上あごの平面が傾斜していたり、下あごの位置が非対称性の場合、頭部の重さはそのまま、姿勢や肩こり・お顔の表情・口元のゆがみなどを引き起こす場合があります。
上あごの平面が傾斜している。
関節がかみ合わせの出発点です。関節の軸が回転中心であり、下あごが閉じてあごが合わさるからです。回転して閉じる物には軸があります(例:ドア、下あご)関節も左右の頭を結ぶ仮想の軸があります。この軸は快適に噛める健康に重要な軸であり、ズレたりしないことが大事です。例としてドアの軸が壊れて、真っ直ぐ閉じなくなる場合があります。ドアの枠の隅にクギが落ちている状態で無理やりドアを閉じると、ドアの軸に負担が生じ、軸は緩みパッキンはズレてシャフトを破壊します。一方、顎関節も軸そのものであり、ぶつかる奥歯があると、無意識に噛みやすい位置に、下あごをズラして対応します。しかし、長い間、下あごをズラして閉じていると、筋肉は不調和で痛みパッキンである軟骨はズレて、シャフトである顎関節の骨が変形します。このように、ドアの軸も顎関節(軸)もその軸をズラす邪魔物があると、壊れるメカニズムは一緒です。下図のシェーマを、ドアで考えた場合に一番最初にぶつかる歯(通常、奥歯)は、ドア枠に落ちているクギです。クギがある状態で無理やり閉じると、クギは変形しますが、ぶつかる奥歯には痛みや破折、歯周病の進行という変化で現れます。
クギが変形せず、歯が割れたり揺れたりしない時期はこのクギやぶつかる奥歯を支点として、ドアを閉じる度、噛む度にドアの軸や顎関節(軸)を揺さぶり続け、その軸(顎関節)は、やがて壊れていきます。
(奥歯に起こってくること)悪いかみ合わせで奥歯に体重の10倍もの暴力的な力が加わるのは、ぶつかる高い奥歯にはくるみ割り器のメカニズムが働き破壊するから。
(あごの関節に起こってくること)高い奥歯を支点として、前歯はもっと噛もうとする。顎関節(軸)は、嚙む度に、上下に揺さぶられる。これによりパッキンである軟骨はズレて、顎関節に音が鳴るようになります。
①関節の軸で閉じた位置で得られたスクープ写真。左下の奥歯にぶつかる歯があることが発見された。関節には、あそびがありズレることもできるので、どの歯がぶつかったかを隠してしまいます。(右の写真)口の中でかみ合わさった状態だけを見ていては、まさか、関節がズレて嚙み合わさることができているとは思いもしません。そのため、かみ合わせはの診査は、関節の動きをイメージしてセットで考える必要があります。(当院では、検査で違和感の原因であるぶつかる奥歯を見逃しません!)
②患者様の習慣的に噛む位置は、ぶつかる奥歯を避けるために関節の軸をズラしています。右写真のようなかみ合わさった状態を口の中で見ても違和感の原因の歯は特定できません。(患者様が左の歯ばかり当たると自覚する原因は、左写真の関節の軸で閉じるとぶつかる奥歯があるからです!)(しかし、多くの人は、右写真の状態を口の中だけで判断してしまいます。)
左右は、いずれも同一患者様の矯正前の写真を示しています。①から②へ、かみ合わせが瞬間的にズレます。①の位置を、発見する知識と技術がなければ、患者様の歯の違和感の原因に気付くことができません。
奥歯には凹凸があります。この凹凸がしっかりはまり込む位置には、ルールがあります。それにより、かみ合わせが安定し矯正歯科治療後の後戻りを予防します。
また、安定した奥歯のかみ合わせの高さは、前歯や顎関節を保護しています。
before
奥歯がしっかりかみ合わさっていない
After
奥歯の凹凸でしっかりかみ合わさっている
歯ぎしりは食物をすり潰すのと関連するため、奥歯がぶつかり続けるのは当然と皆様は、想像するかもしれません。しかし、理想的には歯ぎしりする時、奥歯がぶつかるのは真っ直ぐ閉じた位置に戻ってきた時だけなのです。もし、ぶつかる奥歯があると、横殴りの力で上下の奥歯同士が互いに破壊し合います。そして、歯周病や破折を引き起こし、1本の歯を失っても、ぶつかる奥歯が無くなるまで標的の歯を変えて、根こそぎ奥歯を喪失させます。同時に、ぶつかった奥歯は前歯と顎関節の中間で、てこの支点となり、顎関節(軸)を上下に揺さぶり、顎関節症を引き起こします。
例えば、おろし金やすり鉢など、他方がやわらかい野菜やゴマであれば、安全にこすり合わすことができますが、凹凸のある、せともの同士や、金属同士をすり合わせれば、傷害的に作用することが想像されるます。 奥歯がぶつからないためには、歯ぎしりした時、前歯が常にあたり続けることが必要です。なぜなら、これは、前歯が奥歯を守る機能だからです。前歯には凹凸はなく、噛む力も奥歯より弱いということが、前歯が奥歯を守る上で都合が良いのです。
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奥歯がぶつかってしまっている
After
犬歯があたることで奥歯がぶつからない。前歯が、奥歯を守る理想的な形。
下あごが小さいと、下の前歯が、上の前歯に届かないため、 歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
受け口では、下の前歯が上の前歯を追い越して前方に位置しているため、 歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
口を閉じても上下の前歯があたらないため、 歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
糸切り歯(犬歯)が、かみ合せわに参加していない状態です。このため、左右に歯ぎしりしても、犬歯同士は、あたることができません。そのため、 左右に歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
歯並びがきれいに見えても、悪い奥歯の接触は、多くあります。
なぜなら、かみ合わせの機能は、一般的なむし歯治療では見過ごされてしまうからです。
見た目は悪くないが、検査で発見された非対称のケース。(顎関節症の患者様)
見た目は悪くないが、関節の軸の閉鎖経路上に、ぶつかる奥歯があると検査で判明。
模型を見ると前歯が閉じ切っていない。(顎関節症の患者様)(このような患者様の多くは、左右の歯が均等に接触していないと自覚しています!)
表面からみると不具合がないよう見えるが、検査をして裏側からみると奥歯が全くかみ合っていないことが判明。
歯のかみ合わせは、歯の模型を咬合器に取り付け、かみ合わせた模型を裏側から診査しないと、まったく見当違いな場合があるとわかる。(顎関節症の患者様)
見た目は整っているように見えるが、検査をすると、歯ぎしりした時に奥歯がぶつかっていることが判明。(顎関節症の患者様)
治療前の夜間の歯ぎしり検査、赤色が剥がれ、奥歯に横殴りの力がひどく生じている。奥歯の歯痛、破折、歯周病、顎関節症の原因となる。
かみ合わせが悪い時、私達の体は、様々なサインを送ってくれます。
患者様が、以下の症状の自覚がある場合はかみ合わせが原因の可能性があります。
頭部の重さは、ボーリング球と同じ位あり、上あごの平面が傾斜していたり、下あごの位置が非対称性の場合、頭部の重さは、そのまま、姿勢に影響し、首、肩、腰、足首などに影響を引き起こす場合があります。 長年、首の痛みに悩み、首が回らず、整形外科で頚椎症と診断され、首のリハビリと注射治療を繰り返していた方が、かみ合わせの調整で症状が改善したケースもあります。
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かみ合わせが悪い。左肩が下がっている。
After
かみ合わせが良いと、左右のバランスも良くなる。
かみ合わせが悪いと、歯やあごの配置が非対称であるためお顔の表情を作る筋肉にも左右差が出ます。目の開き方の左右差や口元のゆがみ、鼻唇溝の深さの左右差、右の顔半分は痩せているが、左の顔半分はふっくらしているなど。
また、緊張の強いお顔には、痺れが生じてきます。顎関節症のある患者様や、自覚症状が無くてもかみ合わせの悪い患者様の多くは、お顔の表情に左右差があることが多いです。
右顔半分だけで構成した鏡面像
左顔半分だけで構成した鏡面像
かみ合わせが悪いと、常に違和感があり、食事を快適に楽しむことができません。かみ合わせの力は、体重:約60kgほどの荷重であるといわれています。かみ合わせが悪いと、特定の歯に過剰な負担がかかり、むし歯ではないのに歯の痛みや不快感を引き起こすことがあります。このような状態における歯の負担は、普通に食事をする時と比較して、約3倍の荷重が、1本の歯にかかっています。痛みが解消されない場合は、むし歯ではないのに神経を除去しなくては、解決できない場合があります。このような事柄のために、良好な奥歯の接触であることは大事といえます。また、かみ合わせの悪さは歯ぎしりの原因にもなり、歯が破折して失う可能性もあります。さらに、歯の根元の部分にくさび状の欠損が生じてきます。これを歯ブラシのしすぎという人もいますが、実際には力の負担でエネメル質がチップして生じているといえます。さらに、奥歯にぶつかる歯があると、糸切り歯(犬歯)の先端がスパッと切ったように失くなっています。
歯の根元がくさび状に欠損した状態
先端が切ったように失くなった犬歯
かみ合わせが悪いと、特定の歯に過剰な負担がかかり、一生懸命プラークコントロールをしているにも拘らず、歯周病が進行します。
(どんなに一生懸命、歯ブラシで細菌にアプローチをしても、かみ合わせの力に対するアプローチがなければ、水の泡になってしまいます。)かみ合わせが、原因で生じている歯周病には、かみ合わせの治療が必要です。
そのような理由で、「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」の構築は、歯の予防、長持ちに関連します。また、このようなかみ合わせの悪い状態で、歯周組織再生療法を行なっても、骨のレベルは、最終的にもとの状態に戻ることが予測されます。
お金をかけて歯周組織再生療法を受ける前に、機能的なかみ合わせであるかを、確かめることをお勧めします。かみ合わせで起こる歯周病の特徴は、歯の全部に歯周病が進行するのではなく、特定の歯に集中して進行します。最悪の場合、歯を失ってしまいます。
そして、歯が無くなるまで次々と標的の歯を変えていきます。
左右の歯が均等に噛めていない患者様のイメージ。
かみ合わせが原因の歯周病は、全体でなく特定の歯に進行します。
ドアの軸が壊れて、真っ直ぐ閉じなくなる場合があります。
ドアの枠の隅にクギが落ちている状態で、無理やりドアを閉じると、ドアの軸に負担が生じ、軸は緩みパッキンはズレてシャフトを破壊します。一方、顎関節も軸そのものであり、ぶつかる奥歯があると無意識に噛みやすい位置に、下あごををズラして対応します。しかし、長い間下あごをズラして閉じていると、筋肉は不調和で痛みパッキンである軟骨はズレてシャフトである顎関節の骨は変形します。このように、ドアの軸も顎関節(軸)も、その軸をズラす邪魔物があると、壊れるメカニズムは一緒です。一番最初にぶつかる奥歯を、ドア枠に落ちているクギと関連して考えると、クギがある状態で無理やり閉じるとクギは変形します。一方、ぶつかる奥歯には、痛み・破折・歯周病の進行という変化で現れます。クギが変形せず、歯が割れたり揺れたりしない時期は、このクギやぶつかる奥歯を支点として、ドアを閉じる度、噛む度にドアの軸や顎関節(軸)を揺さぶり続け、その軸(顎関節)は、やがて壊れていきます。
パッキンである軟骨がズレると、顎関節は口を開く時、軟骨を追いかけるように動き、乗っかるタイミングでカクッと音がなります。
また、軟骨や関節に変形が生じると、様々な音が鳴り始めます。軟骨のズレが大きくなると、顎関節が前方に動くことを完全に阻んで、口を開くことができなくなります(この際の開口量は、指1本分から2本分です。正常は、指4本分)。軟骨のズレている期間が長いと元の位置に戻れなくなり悪いかみ合わせの後遺症として残ります。
この状態で、無理やり口を開けようとすると、軟骨を無理やり前に押し出すことになり、軟骨の後ろについている神経を含む結合組織を引っ張るため痛みが生じます。軟骨がズレて、座布団を失った関節の骨は、コンクリートの上に正座している状態になり、だんだん骨が変形してきます。
正常な顎関節と軟骨(顎関節の側方断面、右が前方)
前方にズレた軟骨
軟骨がズレた事により変形した顎関節の表面骨
下あごが小さかったり(小下顎症)、上あごに対し下あごが後ろにある場合(下顎後退症)、前歯が閉じないかみ合わせ(開咬)の場合、口唇が閉じにくく、口呼吸になりやすいです。
また、口唇を閉じようと力を入れると、おとがいの皮膚が緊張し梅干しのしわの様なもの(グリメース)がおとがいにできます。このような方の場合、通常お顔が長い方が多いです。
さらに、このような特徴のある方は、飲み込みの際舌を突き出す癖もある場合が多いです。
閉じにくい口唇と、おとがいに生じたグリメース
(開咬、顎関節症の患者様)
左右対称の状態(術後)
頭の重さは、ボーリング球と同じ位あります。この重さを正しく支えるためには、歯やあごの配置が重要になります。そのため、身体の中心を基準にして、概ね左右対称に歯や顎を配置する必要があります。
関節の軸の閉鎖経路上に、ぶつかる歯がなく、すべての歯が同時に、同じ強さで接触している状態(術後)。(左右の歯のどちらかが、常に、ぶつかって気になるという自覚症状が起こりません!)
関節がかみ合わせの出発点です。関節の軸の回転中心で下あごが閉じてあごが合わさるからです。回転して閉じるものには軸があります。(例:ドア、下あご)関節も左右の頭を結ぶ仮想の軸があります。この軸は、快適に噛める健康に重要な軸であり、ズレたりしないことが大事です。例としてドアの軸が壊れて、真っ直ぐ閉じなくなる場合があります。ドアの枠の隅にクギが落ちている状態で、無理やりドアを閉じると、ドアの軸に負担が生じ、軸は緩み、パッキンはズレ、シャフトを破壊します。
一方、顎関節も軸そのものであり、ぶつかる奥歯があると、無意識に噛みやすい位置に、下あごをズラして対応します。しかし、長い間、下あごをズラして閉じていると、筋肉は不調和で痛み、パッキンである軟骨はズレて、シャフトである顎関節の骨は変形します。ドアの軸も顎関節(軸)も、その軸をズラす邪魔物があると、壊れるメカニズムは一緒です。ぶつかる奥歯と、ドア枠に落ちているクギを関連して考えると、クギがある状態で、無理やり閉じると、クギは変形しますが、ぶつかる奥歯には、痛み、破折、歯周病の進行という変化で現れます。クギが変形せず、歯が割れたり、揺れたりしない時期は、このクギやぶつかる奥歯を支点として、ドアを閉じる度、噛む度に、ドアや顎関節(軸)を揺さぶり続け、その軸(顎関節)を壊します。
このようなメカニズムを考えると、関節の軸の閉鎖経路上に閉じるぶつかる奥歯がなく、すべての歯が同時に、同じ強さで接触している必要があります。
奥歯の凹凸がしっかりかみ合わさった状態
歯のかみ合わせは、表側から眺めてもわからないため、矯正歯科治療で3次元的に歯を移動している際は、歯の模型を、毎回、 咬合器に取り付け、かみ合わせた模型を裏側からしっかり確認して歯を移動、調整します。
犬歯があたることで奥歯がぶつからない状態
歯ぎしりは、食物のすり潰しに関連するので、奥歯がぶつかり続けるのは当然と皆様は、想像するかもしれません。しかし、理想的には、歯ぎしりする時、奥歯がぶつかるのは、真っ直ぐ閉じた位置に戻ってきた時だけなのです。もし、ぶつかる奥歯があると、横殴りの力で、上下の奥歯同士が互いに破壊し合います。そして、歯周病や破折を引き起こし、1本の歯を失っても、ぶつかる奥歯が無くなるまで標的の歯を変えて、根こそぎ奥歯を喪失させます。また、ぶつかった奥歯は、てこの支点となり、顎関節(軸)を上下に揺さぶり、顎関節の構造を破壊します。
例えば、おろし金や、すり鉢など、他方が、やわらかい野菜やゴマであれば、安全にこすり合わすことができますが、凹凸のある、せともの同士や、金属同士をすり合わせれば、傷害的に作用することが想像されます。奥歯がぶつからないためには、歯ぎしりした時、前歯が、常に、あたり続けることが大事です。なぜなら、これは、前歯が奥歯を守る機能だからです。前歯には凹凸はなく、噛む力も、奥歯より弱いということが、前歯が、奥歯を守る上で都合が良いのです。
歯ぎしりすると、奥歯の横殴りの力がひどい。
術前の夜間歯ぎしり検査。
歯ぎしりすると、ぶつかる奥歯がない状態
術後の夜間歯ぎしり検査。
噛み合わせの機能は見た目では判断できないため、適切な器具を用いて見える化し、術前後の状態を客観的に感じてもらう必要があります。
また、矯正治療により移動した歯は、一般的に噛み合わせにバラつきを生じることがあり、左右どちらかの歯が常にぶつかって、繰り返し気になってしまうことがあります!そのため、矯正の歯の移動に併せて、快適に噛める関節の軸で、すべての歯が同時に、ぴったりと合うように、歯のエナメル質を数mmからミクロン単位のエナメル質をピンポイントに削るかみあわせの調整が必要です。これにより、矯正の歯の移動によって生じる、自覚症状もなく見た目にもわからない状態で放置される悪いかみ合わせの予防や治療になります。
フェイスボー・トランスファーや咬合器などの特殊な器具を使用し、患者様の歯やあごを3次元的に、咬合器に再現します。
それを基に、歯やあごを、概ね左右対称に配置します。
矯正歯科治療で3次元的に歯を移動している時は、歯の模型を咬合器に取り付けて、毎回左右対称性を確認して歯を移動、調整します。
関節がかみ合わせの出発点です。なぜなら、関節の軸の回転中心で下あごが閉じてあごが合わさるからです。回転して閉じるものには軸があります。(例:ドア、下あご)関節も、左右の頭を結ぶ仮想の軸があります。この軸は快適に噛める健康に重要な軸であり、ズレたりしないことが大事です。例としてドアの軸が壊れて、真っ直ぐ閉じなくなる場合があります。ドアの枠の隅に クギが落ちている状態で、無理やりドアを閉じると、ドアの軸に負担が生じ、軸は緩み、パッキンはズレ、シャフトを破壊します。一方、顎関節も軸そのものであり、 ぶつかる奥歯があると、無意識に噛みやすい位置に、下あごをズラして対応します。しかし、長い間、下あごズラして閉じていると、筋肉は不調和で痛み、パッキンである軟骨はズレて、シャフトである顎関節の骨は変形します。ドアの軸も、顎関節(軸)も、その軸をズラす邪魔物があると、壊れるメカニズムは一緒です。ぶつかる奥歯と、ドア枠に落ちているクギを関連して考えると、クギがある状態で、力を入れて無理に閉じると、クギは変形しますが、ぶつかる奥歯には、痛み、破折、歯周病の進行という変化で現れます。クギが変形せず、歯が割れたり、揺れたりしない時期は、このクギやぶつかる奥歯を支点として、ドアを閉じる度、噛む度に、ドアの軸や関節(軸)を揺さぶり続け、その軸(顎関節)を破壊します。
矯正歯科治療で3次元的に歯を移動している時は、常に顎関節の軸で、かみ合わせを構築することを心掛けています。
関節の軸の閉鎖経路上に、ぶつかる奥歯がなく、かみ合わせがズレたり、関節がズレたりしないことを確認し、すべての歯が同時に、同じ強さで接触するようにします。
奥歯には凹凸があります。この凹凸がしっかりはまり込む位置には、ルールがあります。それにより、かみ合わせが安定し、矯正歯科治療後の後戻りを予防します。また、安定した奥歯のかみ合わせの高さは、前歯や顎関節を保護しています
歯ぎしりする時、ぶつかる奥歯があると、横殴りの力がかかり、歯を破壊していきます。 また、このぶつかる奥歯は、てこの支点になり、前歯と顎関節の間で、シーソー現象を引き起こし、顎関節(軸)を揺さぶり、やがて破壊します。 そのため、歯を3次元的に移動している際は、常に、この現象が起こらないように配慮しています。