(長い文書が嫌いな方は、youtubeをご覧ください!)「噛み合わせ」とは、「あごの関節のてこ現象(シーソー現象)」を引き起こす原因の奥歯を発見し、治療する学問です。「噛み合わせ」の恐ろしいところは、私達の毎日の生活と深く関わっていることです。そのため、「噛み合わせ」は、保険治療で扱われていませんが、「歯科」そのものともいえます。「悪い噛み合わせ」では、「毎回の食事」「毎晩の歯ぎしり」で生じるあごの関節のてこ現象(シーソー現象)が、徐々に歯やあごの関節にダメージを与え、ひいては、姿勢、肩こり、頭痛など身体の健康も脅かすからです。ここでは、具体的に「噛み合わせ」で、なぜ「歯を失い」「顎関節症」になるのかを解説します。院長:福永秀一の考案した噛み合わせが良く分かる「ドアの軸理論」というものがあります。回転して閉じる物には、軸があります(例:ドア、下あご)。噛み合わせの起点は、あご関節です。なぜなら、あごの関節=ドアの軸です。ドアの軸は、ドアをドア枠に整然と収めます。もし、ドアに軸がなければ、ドアの開閉は無秩序になり、複数人で協力してドアをドア枠に「よっこいしょ」と合わせなければならなくなります。一方、軸である下あごの関節は、下の歯を、上の歯へ、正確に合わせることができます。このあごの関節が、嚙み合わせに秩序を作り、どこに噛み合わさるかをピンポイントに規制しています。ドアとドア枠は、平坦な面で合わさりますが、嚙み合わせは、奥歯がそれぞれに複雑な凹凸を持っているので、それらがお互いにぶつからず、寸分違わずに噛み合うのは、まさに、神合わせの奇跡といえます。当院は、治療前、治療中、治療後に「噛み合わせの検査」を繰り返し行い、皆様の「感覚」に依存しない、「根拠」のある神合わせの奇跡を作ります!
「最も重要な悪い嚙み合わせ=すべての歯が同時に同じ強さで接触していない」は、ドア枠にクギが落ちている状態です。噛み合わせで言うと、1本のほんの数ミリ高くぶつかる歯がある状態です。クギがある状態でドアの開閉を毎日していると、クギが軸に近ければ近いほど、「てこの力」が生じ、てこ現象(シーソー現象)で軸をひどく揺さぶり軸を破壊していきます。また、クギ自体が軸に近いと、「てこの力:くるみ割り器」が強く働き、ドアの軸から遠いクギより、簡単にクギを潰します。一方、1本のわずかに高くぶつかる歯がある状態で噛みしめると、前歯より軸である関節に近い奥歯ほど、あごの関節をてこ現象(シーソー現象)でひどく揺さぶり、炎症を引き起こし、「顎関節症になります」。また、嚙みしめた際、1本の高くぶつかる奥歯には集中的に「てこの力:くるみ割り器」が強く働き、簡単にこの奥歯を破壊してしまいます。この奥歯への暴力的な力は、体重の10倍にも及ぶといわれ、違和感を引き起こし、虫歯がないのにしみる痛む、歯ブラシを頑張っているのに進行し続ける歯周病、歯が欠ける、割れるという形で現れ、「結果として歯を失います」。1本のわずかに高くぶつかる奥歯は、数ミリ~ミクロン単位のレベルで、「歯の失う原因」「顎関節症の原因」になります。皆様の毎日の「食事や歯ぎしり」によって、このメカニズムは働き、歯とあごの関節を徐々に破壊します。「噛み合わせ」とは「三種の神器を用いた噛み合わせ検査」で「クギ」を発見し、健康な歯のエナメル質を数ミリ〜ミクロン単位のレベルで、わずかに削ってピンポイントに調整し「クギ」を取り除く学問です。「悪い噛み合わせ」とは、「てこの原理上」、常に「奥歯」が原因となるため「悪い噛み合わせ」とは「奥歯」を指します。「前歯」を言及する場合は、「悪い歯並び」という言葉が適当になります。さて、ドアの軸と関節の違いは、ドアの軸は開閉しかしませんが、関節はアイーンと前にも左右にも動き「あそび」があることです。この「あそび」があることで、わずかに高くぶつかる奥歯があっても、下あごの歯と下あごの関節は一体としてズレて、全部の歯と噛み合わさることができます。(手品ですね!)しかし、このわずかに高くぶつかる奥歯を、関節がその「あそび」で許容してズレたことにより顎関節症になるのです!「噛み合わせ検査」を行う当院は、てこ現象(シーソー現象)を習慣的に「見える化」できるので、てこ現象(シーソー現象)が、消失するまで「噛み合わせの調整」を行い、安全に「クギ」を取り除きます。研究によると、人の10人に9人は、てこ現象(シーソー現象)のある状態で永久歯が完成しているといわれています。そして、人は残念なことにこのてこ現象(シーソー現象)のある状態を簡単に自覚できません。加えて、残念なことには、現代の歯科医療(保健治療、インプラント、矯正)は、「三種の神器を用いた噛み合わせ検査」がないため、奥歯の悪い噛み合わせ(クギ)を発見することができないため、それを取り除くこともできず、治療後も「悪い噛み合わせ(クギ)」が残っている状態なのです。多くの皆様が、「歯を失い」「顎関節症」になっている理由がこれです!
てこの原理は、小さな力で、大きな物を動かすことができます。 古代ギリシアの数学者アルキメデスのてこの原理に関する名言をご存じでしょうか? 「私に支点を与えよ、そうすれば地球を動かして見せよう!」と豪語したのです。 「悪い噛み合わせの支点は、関節の閉鎖経路を邪魔する「ほんのわずかに高い奥歯」です。「食事」や「歯ぎしり」で、「大きな下あご」を動かし、下あごの関節にてこ現象(シーソー現象)を引き起こし顎関節症になります。一方、ほんのわずかに高い支点の奥歯を潰すように働くので、歯周病、歯の破折を引き起こし、歯を失います。結果として、てこの力は「歯とあごの関節」の両者を破壊します!
(長文が嫌いな方はこちらのYouTube)「噛み合わせ」とは、歯がある人の学問として、今から1世紀前の1921年、ナソロジーという名前でアメリカ、カルフォルニアから始まりました。この学問の目的は、「身体の健康」「歯の健康」「あごの関節の健康」を守ることです。「噛み合わせ」が、毎日の生活と密着している理由は、「ほんのわずかに高い奥歯を持つ悪い噛み合わせ」が、「毎日の食事や歯ぎしり」で、大きな下あごを揺さぶり、あごの関節に「てこ現象(シーソー現象)」を引き起こし、歯とあごを使えば、使うほど、歯とあごの関節を壊していくからです。てこ現象(シーソー現象)で揺さぶられた、あごの関節は顎関節症になり、支点となったわずかに高くぶつかる奥歯は、てこの力で潰され歯周病、歯の破折を生じます。「噛み合わせ」の一貫して重要な部位は、回転して閉じる物には軸がある(例:ドア、下あご)ように、その起点となる「あごの関節」です。なぜなら、あごの関節が、噛み合わせに秩序を与え、どこに噛み合わさるかをピンポイントに規制しているからです。
「噛み合わせ治療」の意味は、「あごの関節をファースト」に考え、「毎日の食事や歯ぎしり」で、てこ現象(シーソー現象)を生じない「あごの関節」を作り、「顎関節症」を予防、治療することです。また、てこの力による暴力的な力が奥歯を潰し、歯周病、歯が欠ける、割れるなど「歯を失う」状態を予防することです。その実際は、てこ現象(シーソー現象)を引き起こす「ほんのわずかに高い奥歯(クギ)」を「噛み合わせの調整」で除去することです。三種の神器を用いた噛み合わせ検査で、てこ現象(シーソー現象)の消失が確認されれば、治療は達成されたことになります。このように「検査で根拠」を持って、皆様に「良い噛み合わせ」を「見える化」することができます。(この検査、治療は、残念ながら保険医療機関、従来の矯正医療機関で受けることはできません。)
従来の矯正医療機関では「三種の神器を使用した噛み合わせ検査」は無いため「噛み合わせの良し悪し」がわからないまま治療は開始されます。また、矯正歯科の先生が、顎関節症患者様の矯正治療を嫌がるのは、そもそも「噛み合わせの良し悪し」がわからないからです。そのため「皆様と矯正の先生の治療のゴールは、常に口元の美しさのためだけにある」のです。すべての歯を移動し、完全に噛み合わせをリセットできる矯正歯科治療が①噛み合わせの良し悪しもわからず②口元の美しさだけを求めて③悪い噛み合わせも十分に気付けない皆様の「感覚」に任せて「噛み合わせ」を決めていることは大きな損失です。口元がきれいになった事に浮かれていても、「毎日の食事や歯ぎしり」で、歯とあごを使えば、使うほど、歯とあごの関節を壊していることに気付いていません。「噛み合わせ」を知らないということは、そのような残念な結果を生んでしまいます。
現在、「噛み合わせ」と「歯並び」という言葉は混同して用いられています。よくあるのは、矯正歯科専門のホームページが、「歯並び」を「噛み合わせ」として説明しています。歯並びしか改善していないのに、あたかも、噛み合わせが改善できると皆様に錯覚を与えています。「噛み合わせ」という言葉の厳密な意味は「食事や歯ぎしり」の際「あごの関節にてこ現象(シーソー現象)を生じるか?その原因の奥歯はどこにあるか?を調べ、取り除くことです。「歯並び」とは、噛み合わさって、下あごが止まった状態の歯の接触位置を指します。「良い噛み合わせ」という言葉は、「食事や歯ぎしり」のような「下あごが動いた状態」で、てこ現象(シーソー現象)が起こらない状態を指します。これを知る唯一の方法が、三種の神器(フェイスボー、関節の軸で記録したワックス、咬合器)を使用した噛み合わせ検査です。繰り返しになりますが、「歯並び」は、噛み合わさった「その下あごが止まった状態」の口の中を観察、評価した言葉であり、あごの関節に、てこ現象(シーソー現象)を生じる事をまったく考慮していない用語です。「噛み合わせ」の一貫して重要な部位が、「あごの関節」であるというのは、これが理由であり、「顎関節症」が、ほぼ「噛み合わせ」で発症している理由でもあります。「歯並び」という言葉は、「止まった状態」を指すので、そこに物を破壊する「力学のメカニズム」は働きません。
「家のドア」を見たら「噛み合わせ」と思って下さい。そして、今すぐ!「クギ」を「ドア枠」に、できれば「ドアの軸」付近に残して下さい!そして、どのくらいの期間で「てこ現象(シーソー現象)」が「ドアの軸を破壊し」「クギを変形するか」?観察して下さい!これは、「悪い噛み合わせを十分自覚できない」皆様の「噛み合わせ」を再現する実験です。どの位長く行うことができますか?数日?1年?10年?
恐らく「見える化」したこの「クギ」を誰も試したいとは思わないでしょう!
さて、人の「感覚」は、どれだけ正確なのでしょうか?「人間ドック」「健康診断」が、人の「感覚」だけでパスするなら、「最近、調子どう?」「だいたい大丈夫ね」「じゃあ、また、1年後来てください」この簡単なやりとりで終わると思います。しかし、実際には「血液検査」「心電図」などで分析し皆様の「感覚」だけでは捉えることのできない「心臓」「肝臓」「腎臓」などの健康状態を「根拠」を持って「証明」します。
もし、「人間ドック」が、皆様の「感覚」だけで済むなら、皆様の寿命は確実に縮まると思います。
一方、悪い噛み合わせも、人の「感覚」では、実際、自覚しにくいものです。研究によると、人の10人に9人は、元々、以下の4つの悪い噛み合わせが複数組み合わさって存在しています。加えて、皆様は日頃から「噛み合わせ検査」のない、悪い噛み合わせを自覚しにくい皆様の「感覚」だけに頼った治療を受けています。「はい、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね」この簡単なやりとりで終わったり、矯正治療の場合、ゆっくり噛み合わせが決まるので、そのやりとりさえないかもしれません。噛み合わせ治療は、「噛み合わせ検査」のない保険治療では、受けることはできません。しかし、「噛み合わせ」は、私達の毎日の生活と密着しています。なぜなら、先程皆様が、ドアの軸付近に残したクギが、「毎日のドアの開閉」で、徐々にドアの軸とクギの両方を破壊するように、「悪い噛み合わせ」のわずかに高くぶつかる奥歯(クギ)が、「毎日の食事と歯ぎしり」で、てこ現象(シーソー現象)を発動し、毎日の生活の中で徐々に歯とあごの関節を破壊していくからです。残念なことに、皆様はこの状態を自覚しにくく、静かに進行します。気付いた時には、グラグラの歯をあちこち接着材で固定されているかもしれません。その時に、「噛み合わせ治療」を始めようと思っても時期を逸しています。皆様は、歯を失ってから考えますか?or失う前に考えますか?噛み合わせ検査がないため治療を行うことがない保険治療では、皆様が定期健診に真面目に何度行っても、「噛み合わせ」は診てもらえません!保険治療においては、噛み合わせにまつわるトラブル(しみる、痛い、歯周病、破折)は、絶対「噛み合わせ」を原因にはしないのです!保険治療では、「噛み合わせ」にまつわるトラブルのシナリオが出来上がっています。皆様は、「三種の神器を用いた噛み合わせ検査」の通常ない保険医療機関、矯正歯科専門医療機関で治療した後の、既定路線として、「顎関節症」になったり、40歳以降の健康を真剣に考え始めた時期に「歯を失い」惨めな思いをする可能性があります。そのため、「感覚」だけに頼った歯科治療を受けていると、確実に皆様の歯の寿命は縮まります!人生100年時代において、身体の寿命は80年以上ありますが、歯の寿命は、50年とされており、身体の寿命より30年も短いのです!私達が、早々に、歯を失っている原因は何でしょう?恐らく、歯科治療の窓口である保険治療では関心を示さない「噛み合わせ」に起因していると考えられます。以下の4つの「悪い噛み合わせ」の中でも、「歯を失う」「顎関節症になる」に直接影響するのは下記の2と4です。「三種の神器を用いた噛み合わせの検査」を行う理由は、皆様が自覚しにくい「奥歯の悪い噛み合わせ(クギ)」によって引き起こされる「てこ現象(シーソー現象)」を「根拠」を持って取り除くことです!
頭部はボーリング球と同程度の重さがあるため、上あごの平面が傾斜していたり、下あごの位置が非対称性の場合、頭部の重さはそのまま、姿勢や肩こり・お顔の左右非対称や歪み、などを引き起こす場合があります。
上あごの平面が傾斜している。
研究によると、人の10人に9人は、「すべての歯が同時に同じ強さで接触していません」。そして、人は永久歯が完成した高校生位から顎関節症になり始め、50歳前後に歯を失っています。この研究結果から、すべての人が、保険治療では受けることができない「噛み合わせ治療」の対象であるともいえます。もし、皆様が、長く患っている顎関節症を治療したり、矯正歯科治療を始めようと思っていたり、幸いにも「噛み合わせ」の不具合を自覚できて治療をお考えなら、それは、皆様にとって数少ない「運の良い」チャンスとも言えます。なぜなら、保険医療機関や矯正専門医療機関では、皆様の「感覚」で噛み合わせを決定するため、皆様は、これまでに一度もご自身の「噛み合わせの良し悪し」を「根拠」を持って示してもらったことがないからです。そのため、「三種の神器を用いた噛み合わせ検査」でご自身の「噛み合わせ」の状態を知るきっかけになるからす。「すべての歯が同時に同じ強さで接触する」噛み合わせを作ることは、実際、根気と繊細さの要する作業であり、ミクロン単位の精密な調整を必要とします。しかし、「歯の長持ち」「顎関節症の予防、治療」になりますし、長年患っていた問題(姿勢、肩こり、頭痛、首が回らない、左右のお顔の非対称、歪み)などを解決できる可能性もあります。冒頭でもご説明したように「良い噛み合わせ」と「悪い噛み合わせ」では、毎日の食事や歯ぎしり、硬い物を噛む、食いしばりで結果が異なります。「良い噛み合わせ」では、ドア枠の軸付近に「クギ」は落ちていませんので、食事、歯ぎしり、硬い物を噛む、食いしばりをしても、ドアがドア枠に障害物がなく整然と閉じますので、てこ現象(シーソー現象)は働かず、歯やあごの関節を破壊するメカニズムは働きません。一方、「悪い噛み合わせ(クギがある)」では、毎日の生活で「食事や歯ぎしり」の度に、てこ現象(シーソー現象)が発動し、歯とあごの関節を使えば、使うほど、歯とあごの関節を壊していきます。保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では、診ることのできない「噛み合わせ」は、「歯の健康を守る、歯科そのもの」なのです。歯科の学問の中で、「噛み合わせ」だけが、唯一、皆様の毎日に密着しています。そのため、「噛み合わせの良し悪し」が、「歯が長持ちするかどうか」のkey pointなのです!「噛み合わせ」を制する者は「歯の長持ち」「あごの関節の健康維持」「身体の健康」を制します!
(奥歯に起こってくること)悪いかみ合わせで奥歯に体重の10倍もの暴力的な力が加わるのは、ぶつかる高い奥歯にはくるみ割り器のメカニズムが働き破壊するから。
(あごの関節に起こってくること)あごの関節の軸の閉鎖経路を邪魔するこの奥歯は、てこの支点となって「食事、歯ぎしり」の度に、シーソー現象を引き起こし、顎関節を上下に揺さぶり、歯を潰し、あごを破壊します。
①1枚のスクープ写真。ぶつかる奥歯が発見された。患者様は、顎関節症であるが、この歯の存在に気付いていない!(現代の歯科医療では行われることがない「噛み合わせの検査」は、患者様の身体、歯、あごの違和感の原因を見逃さない!また、患者様の感覚に依存することなく噛み合わせの最終位置を検証できる。治療終了後にこの検証をしないすべての治療は、噛み合わせの位置を患者様の感覚に頼っているので、クギ=わずかに高くぶつかる歯を発見することも除去することもできず、多くの人の口の中に残している!そして、人は歯を失い、顎関節症になる!)
②患者様が無意識に習慣的に噛む位置。当院の噛み合わせ検査は、この2つの結果を1回の検査で得ることができる。ぶつかる奥歯を避けるため、下あごの関節は下あごの歯と一緒にズレている。この関節のズレが、顎関節症の原因!(保険治療では、噛み合わせの検査がないため、すべての歯が噛み合わさったこの状態を口の中で見ている。原因の歯は特定できない!噛み合わせの専門的な知識と技術は、ミリ単位〜ミクロン単位の異常で生じる歯周病や歯の破折、顎関節症の原因の「噛み合わせ」を見逃さず、皆様の歯の人生を変える可能性があるのです!
上記2枚は、いずれも同一患者様の矯正前の写真を示しています。①から②へ、かみ合わせが瞬間的にズレます。①の位置を、発見する知識と技術がなければ、患者様を「歯を失う」「顎関節症になる」から守ることはできません!
奥歯には凹凸があります。この凹凸がしっかりはまり込む位置には、ルールがあります。それにより、歯の長軸へ噛む力を逃がし、噛み合わせが安定し矯正歯科治療後の後戻りを予防します。矯正歯科治療は、外側から眺めて治療をするため以下のような状態に噛み合ってしまう場合があります。歯の噛み合わせは、噛み合った模型を内側から眺めて見なければ、わからないのです!また、安定した奥歯のかみ合わせの高さは、前歯や顎関節を保護します。(この状態を作ることができるのは、治療中に繰り返し「噛み合わせの検査」を行いアップデートしているからなのです。)
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奥歯がしっかりかみ合わさっていない
After
奥歯の凹凸でしっかりかみ合わさっている
歯ぎしりは食物をすり潰すのと関連するため、奥歯がぶつかり続けるのは当然と皆様は、想像するかもしれません。しかし、理想的には歯ぎしりする時、奥歯がぶつかるのは真っ直ぐ閉じた位置に戻ってきた時だけなのです。もし、ぶつかる奥歯があると、横殴りの力で上下の奥歯同士が互いに破壊し合います。そして、歯周病や破折を引き起こし、1本の歯を失っても、ぶつかる奥歯が無くなるまで標的の歯を変えて、根こそぎ奥歯を喪失させます。同時に、ぶつかった奥歯は前歯と顎関節の中間で、てこの支点となり、顎関節(軸)を上下に揺さぶり、顎関節症を引き起こします。
例えば、おろし金やすり鉢など、他方がやわらかい野菜やゴマであれば、安全にこすり合わすことができますが、凹凸のある、せともの同士や、金属同士をすり合わせれば、傷害的に作用することが想像されるます。 奥歯がぶつからないためには、歯ぎしりした時、前歯が常にあたり続けることが必要です。なぜなら、これは、前歯が奥歯を守る機能だからです。前歯には凹凸はなく、噛む力も奥歯より弱いということが、前歯が奥歯を守る上で都合が良いのです。
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奥歯がぶつかってしまっている。(当院、噛み合わせ矯正治療前)
After
犬歯があたることで奥歯がぶつからない。前歯が、奥歯を守る理想的な形。(当院、噛み合わせ矯正治療後)
下あごが小さいと、下の前歯が、上の前歯にあたらないため、 歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
受け口では、下の前歯が上の前歯を追い越してあたらないため、 歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
口を閉じても上下の前歯があたらないため、 歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
糸切り歯(犬歯)が、かみ合せわに参加していない状態です。このため、左右に歯ぎしりしても、犬歯同士は、あたることができません。そのため、 左右に歯ぎしりすると、奥歯がぶつかるかみ合わせです。
以下のケースは、すべて当院で治療した顎関節症のケースです。
「噛み合わせ検査」のないorを知らない現代の歯科医療機関では、顎関節症の原因を特定することができません!
見た目は悪くないが、検査で発見された非対称のケース。(顎関節症の患者様)
見た目は悪くないが、関節の軸の閉鎖経路上に、ぶつかる奥歯があると検査で判明。
模型を見ると前歯が閉じ切っていない。(顎関節症の患者様)(このような患者様の多くは、左右の歯が均等に接触していないと自覚しています!)(ほとんどの歯科医療機関では、これを発見できません。)
表面からみると不具合がないよう見えるが、検査をして裏側からみると奥歯が全くかみ合っていないことが判明。
歯のかみ合わせは、歯の模型を咬合器に取り付け、かみ合わせた模型を裏側から診査しないと、まったく見当違いな場合があるとわかる。(顎関節症の患者様)
見た目は整っているように見えるが、検査をすると、歯ぎしりした時に奥歯がぶつかっていることが判明。(顎関節症の患者様)
治療前の夜間の歯ぎしり検査、赤色が剥がれ、奥歯に横殴りの力がひどく生じている。虫歯がないのに奥歯の違和感、しみる痛む。破折、歯周病、顎関節症の原因となる。
かみ合わせが悪い時、私達の体は、様々なサインを送ってくれます。
患者様が、以下の症状の自覚がある場合は,「噛み合わせの検査、治療」を検討する時期です。
頭部の重さは、ボーリング球と同じ位あり、上あごの平面が傾斜していたり、下あごの位置が非対称性の場合、頭部の重さは、そのまま、姿勢に影響し、首、肩、腰、足首などに影響を引き起こす場合があります。 長年、首の痛みに悩み、首が回らず、整形外科で頚椎症と診断され、首のリハビリと注射治療を繰り返していた方が、かみ合わせの調整で症状が改善したケースもあります。
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かみ合わせが悪い。左肩が下がっている。
After
かみ合わせが良いと、左右のバランスも良くなる。
かみ合わせが悪いと、歯やあごの配置が非対称であるためお顔の表情を作る筋肉にも左右差が出ます。目の開き方の左右差や口元のゆがみ、鼻唇溝の深さの左右差、右の顔半分は痩せているが、左の顔半分はふっくらしているなど。
また、緊張の強いお顔には、痺れが生じてきます。顎関節症のある患者様や、自覚症状が無くてもかみ合わせの悪い患者様の多くは、お顔の表情に左右差があることが多いです。お顔の美容を行う前に、噛み合わせの検査を受けましょう!
右顔半分だけで構成した鏡面像
左顔半分だけで構成した鏡面像
かみ合わせが悪いと、常に違和感があり、食事を快適に楽しむことができません。かみ合わせの力は、体重:約60kgほどの荷重であるといわれています。かみ合わせが悪いと、特定の歯に集中的な負担がかかり、むし歯ではないのに歯がしみる、痛む、違和感を引き起こすことがあります。このような状態における歯の負担は、普通に食事をする時と比較して、約10倍の荷重が、1本の歯にかかっています。痛みが解消されない場合は、むし歯ではないのに神経を除去しなくては、解決できない場合があります。このような事柄のために、良好な奥歯の接触であることは大事といえます。また、かみ合わせの悪さは歯ぎしりの原因にもなり、歯が割れて失う可能性もあります。さらに、歯の根元の部分にくさび状の欠損が生じてきます。これを歯ブラシのしすぎという先生もいますが、実際には力の負担でエネメル質がチップして生じているといえます。さらに、奥歯にぶつかる歯があると、糸切り歯(犬歯)の先端がスパッと切ったように失くなっています。
保険医療機関や矯正歯科専門の医療機関では、「噛み合わせ検査」がないため、絶対噛み合わせのせいにはしません。そのため、歯がしみる時はしみないようになる薬を塗る、痛む時は歯の神経を取ってしまう、違和感のある時は「少し様子をみましょう」と言います。歯がかける、割れる、破折した時は、「硬いものを噛む」「歯ぎしり」「食いしばり」など、歯が割れそうなもっともな理由を挙げます。ご自身に生じた噛み合わせのサインを見逃さないようにしましょう。ご自身が、簡単に歯を諦め、インプラントや入れ歯になるかどうかは、「噛み合わせ検査」の有無が大事なのです!
歯の根元がくさび状に欠損した状態
先端が切ったように失くなった犬歯
かみ合わせが悪いと、特定の歯に過剰な負担がかかり、一生懸命プラークコントロールをしているにも拘らず、歯周病が進行します。
(どんなに一生懸命、歯ブラシで細菌にアプローチをしても、かみ合わせの力に対するアプローチがなければ、水の泡になってしまいます。)かみ合わせが、原因で生じている歯周病には、かみ合わせの治療が必要です。
そのような理由で、理想的な噛み合わせ:「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」の構築は、歯の予防、長持ちに関連します。また、このようなかみ合わせの悪い状態で、歯周組織再生療法を行なっても、増やした骨のレベルは、最終的にもとの状態に戻ることが予測されます。
お金をかけて歯周組織再生療法を受ける前に、理想的なかみ合わせであるかを、確かめることをお勧めします。保険医療機関では、定期健診でも虫歯、歯周病、歯磨きのチェックはしても「噛み合わせ」のチェックはしていません。保険医療機関では、「噛み合わせ検査」がないため、かかりつけの先生は、歯周病の進行を嚙み合わせのせいにはせず、何の提案もしてくれません。嚙み合わせ治療をするタイミングが遅ければ、抜歯になります。
左右の歯が均等に噛めていない患者様のイメージ。
かみ合わせが原因の歯周病は、全体でなく特定の歯に進行する場合があります。
ドアの軸が壊れて、真っ直ぐ閉じなくなる場合があります。
ドアの枠の隅にクギが落ちている状態で、無理やりドアを閉じると、ドアの軸に負担が生じ、軸は緩みパッキンはズレてシャフトを破壊します。一方、顎関節も軸そのものであり、ぶつかる奥歯があると無意識に噛みやすい位置に、下あごををズラして対応します。しかし、長い間下あごをズラして閉じていると、筋肉は不調和で痛みパッキンである軟骨はズレてシャフトである顎関節の骨は変形します。このように、ドアの軸も顎関節(軸)も、その軸をズラす邪魔物があると、壊れるメカニズムは一緒です。一番最初にぶつかる奥歯を、ドア枠に落ちているクギと関連して考えると、クギがある状態で無理やり閉じるとクギは変形します。一方、ぶつかる奥歯には、痛み・破折・歯周病の進行という変化で現れます。クギが変形せず、歯が割れたり揺れたりしない時期は、このクギやぶつかる奥歯を支点として、ドアを閉じる度、噛む度にドアの軸や顎関節(軸)を揺さぶり続け、その軸(顎関節)は、やがて壊れていきます。
パッキンである軟骨がズレると、顎関節は口を開く時、軟骨を追いかけるように動き、乗っかるタイミングでカクッと音がなります。
また、軟骨や関節に変形が生じると、様々な音が鳴り始めます。軟骨のズレが大きくなると、顎関節が前方に動くことを完全に阻んで、口を開くことができなくなります(この際の開口量は、指1本分から2本分です。正常は、指4本分)。軟骨のズレている期間が長いと元の位置に戻れなくなり悪いかみ合わせの後遺症として残ります。
この状態で、無理やり口を開けようとすると、軟骨を無理やり前に押し出すことになり、軟骨の後ろについている神経を含む結合組織を引っ張るため痛みが生じます。軟骨がズレて、座布団を失った関節の骨は、コンクリートの上に正座している状態になり、だんだん骨が変形してきます。
正常な顎関節と軟骨(顎関節の側方断面、右が前方)
前方にズレた軟骨
軟骨がズレた事により変形した顎関節の表面骨
下あごが小さかったり(小下顎症)、上あごに対し下あごが後ろにある場合(下顎後退症)、前歯が閉じないかみ合わせ(開咬)の場合、口唇が閉じにくく、口呼吸になりやすいです。
また、口唇を閉じようと力を入れると、おとがいの皮膚が緊張し梅干しのしわの様なもの(グリメース)がおとがいにできます。このような方の場合、通常お顔が長い方が多いです。
さらに、このような特徴のある方は、飲み込みの際舌を突き出す癖もある場合が多いです。
閉じにくい口唇と、おとがいに生じたグリメース
(開咬、顎関節症の患者様)
左右対称の状態(術後)
頭の重さは、ボーリング球と同じ位あります。この重さを正しく支えるためには、歯やあごの配置が重要になります。そのため、身体の中心を基準にして、概ね左右対称に歯や顎を配置する必要があります。
関節の軸の閉鎖経路上に、ぶつかる歯がなく、すべての歯が同時に、同じ強さで接触している状態(術後)。(左右の歯のどちらかが、常に、ぶつかって気になるという自覚症状が起こりません!)
関節がかみ合わせの起点です。関節の軸の回転中心で下あごが閉じてあごが合わさるからです。回転して閉じるものには軸があります。(例:ドア、下あご)関節も左右の頭を結ぶ仮想の軸があります。この軸は、快適に噛める健康に重要な軸であり、ズレたりしないことが大事です。例としてドアの枠の隅にクギが落ちている状態で、無理やりドアを閉じると、ドアの軸に負担が生じ、軸は緩み、パッキンはズレ、シャフトを破壊します。
一方、顎関節も軸そのものであり、ぶつかる奥歯があると、無意識に噛みやすい位置に、下あごをズラして対応します。しかし、長い間、下あごをズラして閉じていると、筋肉は不調和で痛み、パッキンである軟骨はズレて、シャフトである顎関節の骨は変形します。ドアの軸も顎関節(軸)も、その軸をズラす邪魔物があると、壊れるメカニズムは一緒です。ぶつかる奥歯と、ドア枠に落ちているクギを関連して考えると、クギがある状態で、無理やり閉じると、クギは変形しますが、ぶつかる奥歯には、痛み、破折、歯周病の進行という変化で現れます。クギが変形せず、歯が割れたり、揺れたりしない時期は、このクギやぶつかる奥歯を支点として、ドアを閉じる度、噛む度に、ドアや顎関節(軸)を揺さぶり続け、その軸(顎関節)を壊します。
このようなメカニズムを考えると、関節の軸の閉鎖経路上にぶつかる奥歯がなく、すべての歯が同時に、同じ強さで接触している必要があります。
奥歯の凹凸がしっかりかみ合わさった状態
歯のかみ合わせは、表側から眺めてもわからないため、矯正歯科治療で3次元的に歯を移動している際は、歯の模型を、毎回、 咬合器に取り付け、かみ合わせた模型を裏側からしっかり確認して歯を移動、調整します。
犬歯があたることで奥歯がぶつからない状態
歯ぎしりは、食物のすり潰しに関連するので、奥歯がぶつかり続けるのは当然と皆様は、想像するかもしれません。しかし、理想的には、歯ぎしりする時、奥歯がぶつかるのは、真っ直ぐ閉じた位置に戻ってきた時だけなのです。もし、ぶつかる奥歯があると、横殴りの力で、上下の奥歯同士が互いに破壊し合います。そして、歯周病や破折を引き起こし、1本の歯を失っても、ぶつかる奥歯が無くなるまで標的の歯を変えて、根こそぎ奥歯を喪失させます。また、ぶつかった奥歯は、てこの支点となり、顎関節(軸)を上下に揺さぶり、顎関節の構造を破壊します。
例えば、おろし金や、すり鉢など、他方が、やわらかい野菜やゴマであれば、安全にこすり合わすことができますが、凹凸のある、せともの同士や、金属同士をすり合わせれば、傷害的に作用することが想像されます。奥歯がぶつからないためには、歯ぎしりした時、前歯が、常に、あたり続けることが大事です。なぜなら、これは、前歯が奥歯を守る機能だからです。前歯には凹凸はなく、噛む力も、奥歯より弱いということが、前歯が、奥歯を守る上で都合が良いのです。
歯ぎしりすると、奥歯の横殴りの力がひどい。
術前の夜間歯ぎしり検査。
歯ぎしりすると、ぶつかる奥歯がない状態
術後の夜間歯ぎしり検査。
研究によると、人の10人に9人は、元々、悪いかみ合わせがあると言われています。なぜなのでしょう?人の「感覚」では、残念ながら奥歯の悪い噛み合わせを自覚しにくいからです。加えて皆様は、日頃から「噛み合わせ検査」のない「根拠」を示さない歯科治療を受け、「ご自身の感覚」だけが認めた「噛み合わせ」を「良い噛み合わせ」と信じています。「かみ合わせ検査」で「良い噛み合わせ」の「根拠」を一度も見ていない皆様は、悪い噛み合わせの上塗りだけをしているかもしれません。人生100年時代において、歯の寿命が、身体の寿命より30年も短いことは、そこに理由があるかもしれません。そのため、「根拠」を持った歯科治療をするためには、「噛み合わせ検査」を繰り返し、「悪い噛み合わせ」を確実に評価、改善しながらゴールを目指す必要があります。「三種の神器を用いた噛み合わせ検査」は、噛み合わせの良し悪しの「根拠」を皆様にいつでも「見える化」して示せるのです。矯正歯科治療では、すべての歯を移動していますので、皆様の元々の噛み合わせはいっさい残らず、噛み合わせを完全にリセットしているのです。それにも関わらず、奥歯の悪い噛み合わせも自覚しにくい皆様の「感覚」だけで「噛み合わせ」が決まっているのは、大きな損失ではないでしょうか?当院の「噛み合わせ矯正歯科治療」では、皆様が自覚できない「悪い噛み合わせ」を、歴史と伝統のあるOrganic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従い、繰り返し「検査」を行って確実にゴールを目指します。治療中から、4つのルールのすべてを「監視」するために、当院では半日をかけて治療しています。Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンの4つのルールは、1回の検査で修正できるほど容易なものではありません。そのため、地道に、根気良く修正する必要があります。また、矯正治療により移動した歯は、通常、噛み合わせにバラつきを生じており、噛んでいる歯もあれば、十分噛んでいない歯もある状態です。「すべての歯が同時に同じ強さで接触していない(クギのある状態)」ため、治療中から「噛み合わせ検査」で検証し、「すべての歯が同時に同じ強さで接触する」ように、歯をミクロン単位で調整し少しずつ改善します。これにより、現代の歯科医療機関が、最終的な噛み合わせの位置を「根拠」のない皆様の「感覚」だけに頼って、皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせを口の中に残した結果生じる「歯を失う」「顎関節症になる」を予防します。
フェイスボーや咬合器などの特殊な器具を使用し、患者様の歯やあごを3次元的に、咬合器に再現します。
それを基に、歯やあごを、概ね左右対称に配置します。
噛み合わせ矯正歯科治療で3次元的に歯を移動している時は、歯の模型を咬合器に取り付けて、毎回、左右対称性をミリ単位で確認して歯を移動、調整します。一方、噛み合わせの調整単独では、矯正より改善のための自由度は低く、毎回、模型を取ることはしません。
保険治療、インプラント、従来の矯正専門医療機関において「噛み合わせ検査」は通常ありません。そして、多くの人が、ご自身の「感覚」だけで認めた、「根拠」のない噛み合わせによって、普通に「歯を失い」「顎関節症」になっています。誰も入れ歯になることを望んではいません。しかし、人は、残念なことに悪い噛み合わせを自覚しにくく、気付くことも容易でないため、「感覚」で噛み合わせが決まることに疑問も感じません。そして、進行する歯周病や歯が割れて「歯を失う」「顎関節症」になる原因を噛み合わせと結びつけて考えることができません。「噛み合わせ検査」がないという事実は、歯科医師自身が、「噛み合わせ」を曖昧に、皆様同様「感覚的」に捉えているため、悪い噛み合わせで生じる「てこ現象(シーソー現象)」もイメージできないのです。噛み合わせが、実は、家のドアのようなものというイメージもないでしょう。また、「良い噛み合わせ」の具体的なイメージも、治療で作るゴールさえも「患者様の感覚」で決めているので、なんと、明確なビジョンはないのです!この未曾有の事実により、国民が「噛み合わせ」を正しく理解する機会がないことは当然と思います。「噛み合わせ」という用語は、誰もが一般的に使用していますが、それを正しく理解して使用している先生はほとんどいないと思います。皆様が、当院のホームページを読み込んで、「噛み合わせ」を正しく理解できたなら、たぶん、かかりつけの先生よりも「噛み合わせ」を理解することができると思います。実際の良い噛み合わせは、「噛み合わせ検査」をして初めてそのゴールを考えることができます。「噛み合わせ治療」において、その一番重要視されるものは、あごの関節であり、「食事時、すべての歯が同時に同じ強さで接触」し、「歯ぎしり時、ぶつかる奥歯がない」噛み合わせが理想です。なぜなら、それで、あごの関節にてこ現象(シーソー現象)が生じないからです。
①「噛み合わせ」検査がなく、「噛み合わせ」を皆様の「感覚」に依存することの代償!
「噛み合わせ検査」がないことは、歯科医師にとって非常に都合が良いのです。なぜなら、治療のゴールである「良い噛み合わせ」を皆様の感覚に任せてしまうことができるからです。「その治療の最終責任」もそのまま皆様に委ねてしまうことができるのです。皆様の「噛み合わせ」は、ご自身の「感覚」だけが認めた「噛み合わせ」であり、「良いかみ合わせ」を検査で「根拠」を持って示されたわけではないのです。さらに、皆様の「感覚」に依存して「噛み合わせ」を作ることで、「感覚」のその先にある「正確さ」を必要とする「すべての歯が同時に同じ強さで接触する」ための「三種の神器を用いた噛み合わせ検査」や「噛み合わせの調整」の専門的な知識や技術も必要としないのです。
②噛み合わせに真剣に取り組むとバカを見る!
「噛み合わせ検査」を基に正確に「噛み合わせ」を作ることは、術式が複雑で、時間がかかります。実際、当院でも半日かかります。そのため、「人の10人に9人は、元々、奥歯の悪い噛み合わせを持っており、加えて、人は奥歯の悪い噛み合わせを自覚さえしにくい」という理由で、歯科医師は、奥歯の悪い噛み合わせには、目をつぶって歯が壊れてから考えよう!という方針に変わり現在に至っています。皆様が「自覚もできない、見た目にもわからない奥歯の悪い噛み合わせ」を「予防の観点」からお金を払ってまで治療したいと思わないからです!その結果、現代の歯科治療が生まれました!皆様の自覚しにくい「噛み合わせ」には、関心を示さず、治療を放棄し、悪い噛み合わせを放置しても、皆様はうまく受け入れてくれたのです。そして、皆様は、さらに「もっと早く、もっと安く、もっと簡単に」を求めて止みません。その見返りとして、適当に「歯を失い」、適当に「顎関節症になる」人がいることは、歯科医師にとっても仕事が減らない良いことなのかもしれません。国民が、気付くこともできないない、自覚もできない「悪い噛み合わせ」をお金をかけて治療しない以上、そこに注力する歯科医師は、「バカ」以外の何者でもないのです!一方で、良質な入れ歯、インプラント、見た目重視の矯正は、お金を生みます。「噛み合わせ」に無知であり、「感覚」任せの「噛み合わせ」を作り上げ、歯を失うor見た目にこだわる国民のモチベーションに乗る方が、簡単に、お金を手にできるのです!
③なぜ、「噛み合わせ検査」をするのか?
三種の神器を用いた「噛み合わせ検査」をすることは、「すべての歯を同時に同じ強さで接触させる」という「皆様の感覚」に依存しない「究極の噛み合わせ治療のゴール達成」のためでもあります。それには、「噛み合わせの調整」という健康な歯のエナメル質を数ミリ~ミクロン単位でピンポイントに削って調整する方法が必要になります。これにより「わずかに高くぶつかる歯=クギ」を取り除く事ができます。「噛み合わせ検査」では、この「クギ」による「てこ現象(シーソー現象)」を確認することができます。これにより、歯を調整する量が明確になります。治療中から治療後に渡って「検査」をする理由は、この「てこ現象(シーソー現象)」の消失を見届けるためです。しかし、保険医療機関を始め、矯正専門医療機関では、「噛み合わせ検査」がないため「すべての歯が同時に同じ強さで接触する」という状態を作る事はできないため、「歯を失い」「顎関節症になる」のです。しかし、皆様は、悪い噛み合わせを自覚、気付くことも十分できないため、「クギ」が残っていても平気でいられるのです。「噛み合わせ検査」がないことの歯科医師にとって都合の良いことは、噛み合わせ治療の究極の技術「すべての歯が同時に同じ強さで接触する」状態を作る必要がないということです(クギを残したままで良い!)。「噛み合わせ」に中途半端に詳しいよりは、無知である方が、皆様の歯とあごが適当に壊れてくれるので、都合が良いということです(インプラントや、良質な入れ歯でお金儲けができる!)。
④「噛み合わせの調整」の目的は、歯を削ることではない!「食事や歯ぎしり」で、「てこ現象(シーソー現象)」を引き起こす「てこの支点:奥歯の数ミリ~ミクロン単位で高くぶつかる部分」を取り除くこと!
「噛み合わせ治療」の本幹である「噛み合わせの調整」についてお伝えします。「噛み合わせの調整」は、「噛み合わせ検査」で「すべての歯が同時に同じ強さで接触していない=わずかにぶつかる奥歯がある(クギのある状態)=てこ現象(シーソー現象)が生じる」の状態を知り、この「歯を失う」「顎関節症になる」可能性のある状態を取り除く方法です。これは、あごの関節の閉鎖経路を邪魔する「数ミリ~ミクロン単位」の「わずかに高くぶつかる奥歯」「ドア枠に残されたクギ」を健康な歯のエナメル質をピンポイントに削って調整し取り除く作業です。そして、「すべての歯が同時に同じ強さで接触する」「歯を予防できる」「顎関節症が治る」究極の「根拠」のある理想の噛み合わせを作ることです。この手技は「噛み合わせ検査」を知らないため、「感覚」に頼って「噛み合わせ」を作ってきた、ほとんどの歯科医師にとって「宝の持ち腐れ」となっています。この技術のすごいところは、「噛み合わせ検査」で、どこに「数ミリ~ミクロン単位のわずかに高くぶつかる歯がある」かを発見し、ピンポイントに調整し、皆様の感覚でも自覚できないような「悪い噛み合わせ」の「クギを取り除き」「ドアが平然とドア枠に閉じるようにする」ことです。それにより、「悪い噛み合わせで生じるてこ現象(シーソー現象)の発生を解消し、「歯を予防」し、「顎関節症」を治療します。しかし、「噛み合わせ検査」を知らないほとんどの先生は、日頃から患者様の「感覚」に頼って「噛み合わせ」を作っているため、当院の「噛み合わせの調整」を行う目的が理解できないでしょう。「根拠」がなく「感覚」で仕事をしている人には、「根拠」を持って正確に仕事をしている人のやり方を理解できないでしょう。なぜなら、目指すゴールのビジョンがないからです。「噛み合わせ検査」を知らない、日頃から患者様の「感覚」に頼って噛み合わせを作っている歯科医師は、「噛み合わせの調整」で顎関節症が治療できると信じていません。「顎関節症が治る良い噛み合わせの明確なゴール」を持っていないからです。私は、学会で顎関節症を「噛み合わせの調整単独」で治療したケースや、「噛み合わせ矯正歯科治療」で治療したケースを発表した時、「顎関節症を治療するのに健康な歯を削ってよいのか?」「顎関節症を矯正治療で治すなんて訴えられる!」と批判されました。しかし、私は、常に「検査」をもとに「根拠」を持って「明確な治療のゴール」を見ているのです。日常診療でルーチンに「顎関節症」を「噛み合わせ」で治療し、患者様の笑顔を見たり、感謝の言葉を頂いてきました。顎関節症の患者様が、私の治療を信頼頂いた理由は、保険治療で解消されなかったつらい症状があったことと、「治療すべき根拠」を「検査」でお示ししたからだと思います。現在、一部の学会では、顎関節症の治療に「噛み合わせの調整」や「矯正歯科治療」を実施することを禁じています。「三種の神器を用いた噛み合わせの検査」のない世界で仕事をするほとんどの歯科医師が、自己流で「噛み合わせの調整」を行い、顎関節症の患者様の症状をさらに悪化させてしまったからです。「噛み合わせの調整」を行う場合、「噛み合わせの検査」を実施して、「良い噛み合わせ」になる「根拠」を示さなければ、その治療に対しての理解、了解は得られないのです!そのため、「噛み合わせ矯正歯科治療」中も「噛み合わせの検査」を必要に応じて行います。一旦、あごの関節で噛めるようになった後半戦は、毎回、すべての歯が同時に同じ強さで接触するようにミクロン単位で噛み合わせを調整をします。また、治療後も検査で噛み合わせを検証し、患者様が、自覚しにくい、気付けない悪い噛み合わせを残さないようにします。一方、噛み合わせの調整単独の場合は、数ミリ~ミクロン単位に噛み合わせを調整し、ゴールに向けて少しずつ調整量は少なくなります。
奥歯には凹凸があります。この凹凸がしっかりはまり込む位置には、ルールがあります。それにより、かみ合わせが安定し、矯正歯科治療後の後戻りを予防します。また、安定した奥歯のかみ合わせの高さは、前歯や顎関節を保護しています。噛み合わせ矯正歯科治療で3次元的に歯を移動している時は、歯の模型を咬合器に取り付けて、毎回、噛み合った模型を内側から確認して、矯正による歯の移動で改善しゴールを目指します。噛み合わせの調整を併用することで、最終的には、12ミクロンの超極薄フィルムを用いて噛み合わせの正確性を確認します。一方、噛み合わせの調整単独では、矯正より自由度が低いためこのルールを改善することは困難です。噛み合わせ矯正歯科治療を選択するか?or噛み合わせの調整単独を選択するか?は、ご年齢、悪い歯並びの状態、悪い噛み合わせの状態、患者様の症状を参考に決定します。従来の矯正歯科治療では、歯並びを、外側から眺めただけで歯を移動するため、このルールを厳密に改善することが困難です。噛み合わさった状態は、咬合器を用い、内側から噛み合わさった模型を見て評価しなければ、まったく噛んでいないという事があります。外側からみてしっかり噛んでいても、内側からみてしっかり噛んでいなければ、半分しか噛み合わさっていないということになります。その場合、噛む力は歯の長軸には伝わらず、互いの歯に横殴りの力が働き、歯の寿命に影響する場合があります。
歯ぎしりする時、ぶつかる奥歯があると、横殴りの力がかかり、歯を破壊していきます。 また、このぶつかる奥歯は、てこの支点になり、前歯と顎関節の間で、シーソー現象を引き起こし、顎関節(軸)を揺さぶり、やがて破壊します。 そのため、噛み合わせ矯正歯科治療で、歯を3次元的に移動している際は、毎回、口の中と模型分析で確認し、常にこの現象が起こらない状態に矯正で歯を移動します。一方、噛み合わせの調整単独では、矯正より自由度が低いためこのルールを厳密に改善することができません。治療前診断でこの悪い噛み合わせがある患者様には、噛み合わせ矯正歯科治療を提案させて頂きます。