違和感の無いことが「良い噛み合わせ」と信じている人は歯医者の友達
歯科治療に30年以上携わり、噛み合わせに力を入れる歯科医師が語る、かみ合わせの真実。悪い噛み合わせは、サイレント・キラー。検査の無い治療は突然の悲劇を生む!
目次
- 現代の歯科治療は、噛み合わせ(歯の健康)とは無縁。なぜなら、検査もせず、違和感の無いことが理想と考えられているから!
- 現代の歯科治療の噛み合わせ。噛み合わせとは、口元の歯並びを改善することではない!
- 保険医療機関、矯正歯科専門医療機関では、治療対象外の噛み合わせ。どんな検査を受けると良いのか?
- 歯磨きは30歳までのメインの予防法。噛み合わせ検査の無い保険医療機関では、原因である「噛み合わせ」に皆様の目が向かないようになっている!
- 矯正歯科治療には、見た目を求めますか?or 歯の長持ちを求めますか?
- 大事なことは、早速、インプラントや入れ歯を入れることではない!それよりも、なぜ、歯を失ったか?歯を失った原因の悪い噛み合わせの発見!
- ほとんどの歯科治療は、歯やあご(関節)が壊れてからの対症療法。
現代の歯科治療は、噛み合わせ(歯の健康)とは無縁。なぜなら、検査もせず、違和感の無いことが理想と考えられているから!
現代の歯科治療は、「噛み合わせ」とは無縁のように感じます。なぜなら、かみ合わせを真剣に取り組むと、半日という時間がかかるからです。約1世紀前に始まったナソロジーという噛み合わせの学問は、「歯の長持ち」「あごの関節の健康維持」を目的としていました。しかし、現代の保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では、通常、皆様はお気付きでないと思いますが「噛み合わせ」の検査自体が無いのです。なぜ、検査が無くても成立するのか?それは、現代の歯科医療の理想の噛み合わせが、単に「違和感が無い」ことだからです。そして、皆様が歯科医院でよく聞くやり取り「ハイ、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね!」により、皆様の個人的な直感に依存しているからです。皆様の「噛み合わせ」は「検査も根拠も無い」「皆様の瞬間的な直感」だけで決まった噛み合わせなのです!そして、この瞬間、治療の責任の所在さえも皆様に移行しているのです!皆様が、ご自身の直感により治療の最終的チェック項目である「噛み合わせ」に納得したからです。しかし、この直感に頼る方法は、身体の健康で言うなら「体調が良いなら理想の健康状態である」と考えているのと一緒です。体調が良いのだから、糖尿、心臓病、癌などを疑う必要なし!と考えているのです。しかし、感覚に依存すると危険なもの、それが医療です!皆様は、歯の被せが装着され家に帰ってみると、早速、歯の違和感が残っていることに気付くのです。それもそのはず、根拠の無い、皆様の瞬間的な直感によって決まった「噛み合わせ」だからです!一方で、伝統と歴史のある当院の治療コンセプトOrganic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従えば「誰にとっても良い噛み合わせ」というものはあるのです。そして「三種の神器を用いた検査」で「根拠」を持って「噛み合わせの良し悪し」を皆様に「見える化」して証明することもできます。保険医療機関や矯正歯科専門医療機関で、治療終了後に検査をして「良い噛み合わせ」というものを見ることがないのは、皆様の「噛み合わせ」が単に「皆様の直感」で決まるからです!当院では、三種の神器を用いた噛み合わせ検査で、皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせを治療するルール:Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンを調べ、治療終了後に皆様に「良い噛み合わせ」を「見える化」して治療を終了しています。噛み合わせ矯正歯科治療では、治療中でさえも噛み合わせ検査で、4つの悪い噛み合わせを監視しながらゴールに向います。保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の治療終了後に顎関節症が生じてしまうことがあるのは当然のことといえます。
皆様の自覚できない4つの悪い噛み合わせにご興味のある方は、こちらの18分のYouTubeをご覧下さい。
現代の歯科治療の噛み合わせ。噛み合わせとは、口元の歯並びを改善することではない!
忙しい現代の人々の向かう先は、ファストビジネス(早い、安い、簡単)です。人は、他人が簡単に評価してくれるものに憧れます。それも、短期間で、安く、簡単に手に入るとなれば、それに飛びつくのは当然のことかもしれません。一方、歯科治療をファストビジネスに落とし込むにも、様々な省略が必要です。保険医療機関、矯正歯科専門医療機関が、まず、最初に省略しているポイントは、患者様が簡単に評価できない部分です。それは「違和感もなく」「見た目でもわからない」奥歯の悪い噛み合わせです!それは、裏を返せば噛み合わせの目的である「歯の長持ち」「あごの健康維持」が、最初に省略されているということです。単に、口元の美しさを求める患者様と、見た目重視の矯正専門医の治療目的は合致しているのかもしれません。矯正歯科専門医療機関のホームページで説明されている噛み合わせは、前歯の歯列不正が説明されており、前歯の歯列不正をきれいに並べることが、噛み合わせを改善することだと錯覚を与えています!

また、歯磨きだけが予防法として普及した現在も、30代、40代で早くも総入れ歯になってしまっている人がいるのは、やはり、真に「噛み合わせの番人」がいないからかもしれません。また、歯科の専門性の細分化も、噛み合わせが普及しない原因になっています。歯学部を卒業して、大学の専門科(矯正、口腔外科、インプラント、小児、歯内、歯周、保存、補綴、X線など)に残り自分の専門性を極めるために努力をします。そして、自分の専門性を活かして開業した後は、保険治療では、そもそも噛み合わせを扱わないため、ビジネスとして成功しやすいインプラント手術や、審美を操るマウスピース矯正などに走り、いかにもできる歯医者として君臨できるのです。ミリ、ミクロンを調整する地味で見た目にわかりにくい奥歯の悪い噛み合わせなどには、一切興味は払われません!そして、中途半端に噛み合わせに詳しくなる方が、患者様の歯がなかなか壊れないためインプラント治療をする機会も減ってしまうのです!
・歯並びと噛み合わせの違いにご興味のある方は、こちらの7分のYouTubeをどうぞ!
保険医療機関、矯正歯科専門医療機関では、治療対象外の噛み合わせ。どんな検査を受けると良いのか?
「歯の長持ち」「あごの関節の健康維持」のために行うべき検査は、ドアでいうところの小さなクギがドア枠に落ちていないかを調べる検査です。小さなクギがなければ、ドアは、整然とドア枠に収まり、ドアの軸とドア、ドア枠は調和しているといえます。噛み合わせの場合は、関節の閉鎖経路を邪魔するぶつかる奥歯がないかどうかを診ます。回転して閉じる物には、軸があるからです。そして、下図の状態が無いかを調べます。あごの関節が、ドアの軸と同じ、開閉しかしないなら、クギのように邪魔するわずかに高い奥歯があると下図のような状態になります。しかし、口の中ではそうなりません。なぜでしょう?その理由は、一瞬の内に下あごが、前にも、左右にもズレて、ぶつかる奥歯を避ける様に脳が指令を送るからです。そして、噛み合わさった時は、すでに原因の歯は、隠れてしまいます。これが、保険医療機関、矯正歯科専門医機関で噛み合わせの違和感を訴えても「三種の神器の噛み合わせ検査」が無いため「ちょっと、様子を見ましょう!」と言われてしまう理由です!

閉鎖経路を邪魔する奥歯がある状態「関節の軸で閉じると、ぶつかる奥歯がある=すべての歯が同時に同じ強さで噛んでいない」(小さなクギがある状態)は、以下のYouTubeでご覧頂くことができます。(約1分)
下写真は、当院の検査で用いる三種の神器(フェイスボー、関節の軸で記録した噛み合わせのワックス、咬合器)です。

下写真は、矯正開始前の患者様の噛み合わせを三種の神器で検査した状態です。「関節の軸で閉じると、ぶつかる奥歯」のある状態で、最初の図の様な状態が再現されています。前歯が、図のように噛めていません。
小さなクギが落ちていてドアが閉じれていない状態です。どの歯がぶつかる奥歯なのかを発見したスクープ映像です。しかし、実際、顎関節症のあるこの患者様は、このわずかに高い奥歯に気付かず、噛み合わせの違和感も感じずに生活していたのです。毎日の開閉によって40歳以降に、この歯は、悪い噛み合わせの力が災いして歯周病や破折を生じ、歯を失う原因になります。幸い、この患者様は、噛み合わせ矯正歯科治療を受けることがきっかけとなり、この悪い噛み合わせを発見、治療することができたのです。

下写真は、上の写真の状態からぶつかる歯がズレて、すべての歯が噛み合っています。どの歯がぶつかったかを隠してしまっています。この位置は、患者様が普段無意識に、下あごをズラして噛んでいる習慣的な噛み位置です(「関節の軸で閉じると、ぶつかる奥歯がある」ため下あごと、関節の軸をズラして噛んでいるので顎関節症になってしまったのです!)。保険医療機関や矯正歯科専門医療機関で調べる噛み合わせは、以下の様な原因の歯が隠れてしまった後の噛み合わせなのです。皆様の噛み合わせは、誰からもチェックされていません!このように、三種の神器を使用した噛み合わせ検査は、たとえ皆様に自覚症状が無くても悪い噛み合わせを見逃しません!

三種の神器を使用した噛み合わせの作り方にご興味のある方は、YouTube再生リスト(15分、15分、18分、6分)をご覧下さい。
歯磨きは30歳までのメインの予防法。噛み合わせ検査の無い保険医療機関では、原因である「噛み合わせ」に皆様の目が向かないようになっている!
保険治療においては、歯磨きによるプラークコントロールや定期検診を頑張っていたのに、
40歳を過ぎて、突然、歯を失い、老化現象と諦めている方も沢山いらっしゃいます。
健康を真剣に考え始めた時期から、インプラントや入れ歯になったり、一生、歯科治療のために通い続けるとしたら、これまでの努力に何の意味があったのでしょうか?
世の中には、噛み合わせに関する知識は普及していないため、皆様は何度、歯を失っても、それを疑問に思うことができないでしょう。悪いかみ合わせが原因であることも、そのメカニズムも理解できないでしょう。違和感の無い噛み合わせ=良い噛み合わせと信じて疑わないからです。矯正歯科専門医療機関の笑顔で優しく接してくれた先生の、噛み合わせ検査の無い技術に心酔しているかもしれません。40歳以降の歯の予防には、Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従った知識と技術を持つ歯科医師によるプロフェッショナルケアが必要だと思います。
一方、若い方にお話しを伺うと、歯では全く困っていないし、保険治療を受ければ普通に治してくれる、歯で悩むことってそんなにあるのかな?と思われているかもしれません。
しかし、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせのサインは、本当に無いのでしょうか?
三種の神器を用いた噛み合わせ検査のない保険医療機関、矯正歯科専門医療機関では、トラブルを生じる原因の「悪い噛み合わせ」に皆様の目が向かない様になっており、噛み合わせが原因で生じる症状の対処法は、示し合わした様に決まっているのです!
以下は、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせで生じる症状と「三種の神器を用いた噛み合わせ検査」の無い医療機関での対応です。(皆様にこれらのサインがあれば、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせを疑って下さい。)
①虫歯が無いのに歯がしみた時、しみないようにお薬を塗ってくれた。②虫歯が無いのに我慢できないひどい痛みが出た時、歯の神経を取ってくれた。③定期健診で「歯周ポケットの深い部分がある」といわれた、もっと歯ブラシを頑張りましょうと言われた。また、度々、歯茎が腫れるが、いつも、抗生物質を処方してくれる。④ある日突然歯が破折した、「硬い物、歯ぎしり、食いしばりが」原因といわれ、詰め物や被せで治療してもらった⑤口が開きにくい、音が鳴る、開くとき痛いので、マウスピースを勧められ使用している。これらのように、悪い噛み合わせは、毎日の口の開閉で、てこのメカニズムが働き、歯とあごの関節の破壊装置になっているのです。
以上は、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせで起こるサインです。
皆様は、噛み合わせに違和感が無いと思っていても、上記の様な経験をしているのではないでしょうか?
矯正歯科治療には、見た目を求めますか?or 歯の長持ちを求めますか?
矯正歯科治療においては、前歯の見た目ももちろん大事ですが、歯が長持ちするほうが、もっと大事だと思いませんか?見た目を重視した矯正を行って、将来、歯を失えば、再びコンプレックスを生じるようになるかもしれません。当院で行っているような検査をすることによって、噛み合わせから歯を予防することも可能です。そのため、40歳以降のご自身の健康を真剣に考え始めた時期に、老化現象と諦めて歯を失わないために、三種の神器を用いたかみ合わせ検査をお勧めします。患者様のかみ合わせのどのような点が、将来、歯を失う原因になるのかを詳しく、患者様にも見える化してご説明ができます。
大事なことは、早速、インプラントや入れ歯を入れることではない!それよりも、なぜ、歯を失ったか?歯を失った原因の悪い噛み合わせの発見!
ここまでお話しを進めてきましたが、皆様はまだ、歯を失う原因が、歯磨きが十分でなかっと思いますか?また、ご自身の元々の歯の素質が良くなかったと納得してしまいますか?
体重の10倍もの力がかかる悪いかみ合わせが、歯周病や歯の破折を引き起こし、
歯を失う原因になっているとは信じ難いでしょうか?
悪いかみ合わせは、てこの原理で、小さな力で、大きな破壊を生じます。
大事なことは、インプラントや、入れ歯を入れることよりも、歯を失った原因の追究であり、
多くの場合、違和感も無く、見た目でもわからない悪いかみ合わせによる、小さなてこのメカニズムによる大きな破壊が原因です。保険医療機関では、検査自体がないため、原因に関する追究はされません。原因の追究はされずに、インプラントだけは、次々と手術してくれます。特に歯ブラシが上手にできている方ほど、悪いかみあわせの原因を考えるべきです!
しかし、先ほどからお話ししているように、ほとんどの歯科治療は、最新機器のレントゲンCT検査はしても、かみ合わせの良し悪しを評価することはありません。保険治療では、それを行う項目はありません。一方、最近の自費治療では、最新式のデジタル技術を駆使した「口の中」をカメラでスキャンする装置でコンピューターにデータとして取り込むため、型どりすらしないかもしれません。クリニックも患者様も汚れなくて済むからです。そして、この最新式デジタル技術は、これまでの保健医療機関、矯正歯科専門医療機関のやり方同様、やはり、「口の中」だけにしか目を向けておらず「回転して閉じるものには軸がある」という原則を無視して、あごの関節の存在に目を向けていません。あごの関節を無視して、下あごの歯は、自由に上あごの歯と噛めると思っているのです!最終的に、あごの関節の軸とは無縁の噛み合わせが、やはり作られるのです!そして、顎関節症のケースは、これからも増えていくでしょう。
ほとんどの歯科治療は、歯やあご(関節)が壊れてからの対症療法。
ほとんどの歯科治療は、このように歯やあごが壊れてからの対症療法です。原因なんて考えていません、インプラントとというお金になる解決法があるからです!
皆様は、歯を失う前に考えますか?それとも、歯を失ってから考えますか?
歯を失って惨めな思いをしても、インプラントや入れ歯などの治療法があれば構いませんか?
それとも、大切な歯を守って、一生、快適に食事を摂りたいですか?
理想のかみ合わせは、単に、違和感の無い噛み合わせではなく、当院の提唱するオーガニック・オクルージョンの4つのルールです(皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせを解消すること)。
この記事の執筆者:福永 矯正歯科・歯科口腔外科 院長:福永秀一
経歴:
1991年 明海大学歯学部卒業
1995年 明海大学歯学部大学院歯学研究科修了:歯学博士の学位取得
1998年 日本歯科麻酔学会認定医取得
1999年 日本口腔外科学会専門医取得
明海大学歯学部口腔外科学第一講座助手
2000年 明海大学歯学部口腔外科学第一講座講師
2002年 羽生総合病院口腔外科部長
2012年 IPSG包括歯科医療研究会VIP会員
2024年 福永 矯正歯科・歯科口腔外科 開設
