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かみ合わせの恐ろしさを知らなければ、人は何度、歯を失っても それを疑問に思わない!

本物の噛み合わせ治療を行う、さいたま市の歯科医師が語る、かみ合わせの真実

多くの人が歯の予防=歯磨きと信じています。ほんとうにそうなのでしょうか?歯磨きが、普及した現代、未だ多くの人が歯を失い、インプラントと入れ歯を求めて彷徨っています。30代、40代ですでに総入れ歯になってしまう人さえいます。これらの人々は、歯磨きを行ってこなかったのでしょうか?真面目に保険医療機関や矯正歯科専門医療機関で治療を行い、定期健診にも欠かさず通っていたという方もいらっしゃるかもしれません。皆様が歯を失った理由は何でしょう?歯磨きを一所懸命取り組まなかった?もともとの歯の素質が悪かった?ストレス?歯ぎしり?食いしばり?歯科の中で「噛み合わせ」は、唯一、「歯の長持ち」「あごの関節の健康維持」に貢献できる学問です。なぜなら、噛む力は、体重くらいあり、悪い噛み合わせでは、体重の10倍の力が歯に負担をかけていると言われています。皆様は、歯磨きを行う際、見えない細菌に対してアプローチをしているつもりはないでしょう。単に、口の中が気持ち悪い、口の中を清潔に保ちたいというお気持ちでしょう。一方、皆様は、見えない「噛み合わせ」の力に関して「ケア」といものをご存じでしょうか?「悪い噛み合わせ」による暴力的な力は、前述の体重の10倍にもなります。しかし、もちろん「噛み合わせ」の力は、皆様がコントロールできるものではなく、歯科医師によるプロフェッショナルケアになります。皆様の歯科治療の窓口、保険医療機関、矯正歯科専門医療機関が実際行っている「噛み合わせ」のプロフェッショナルケアを皆様はお気付きないと思います。ところで、下あごと同様に回転して閉じるドア、そのドア枠にクギが落ちている時、皆様はそれを放置できるでしょうか?毎日のドアの開閉で、「クギ」は、ドアの軸を揺さぶり、それ自体も潰れていきます!ビジネスに特化した現代の歯科医療では、これと、同じことが起きています。皆様は、驚かれると思いますが、保険医療機関、矯正歯科専門医療機関には「噛み合わせの良し悪し」を調べる「検査」そのものがないのです!そのため、これらの医療機関が「噛み合わせの良し悪し」を分からずに治療を行い、最終的に「噛み合わせ」を決定しているのです。それでも治療が成立しているのは「噛み合わせの良し悪し」の判断材料を「皆様の感覚」に任せているからです。皆様が、単に「違和感」を訴えなければ、理想の噛み合わせは続いていると判断しているのです。そのため、いくらあごの関節に深刻な症状が起こっても、皆様が「噛み合わせの違和感」を訴えなければ、「理想の噛み合わせ」は続いているので、「顎関節症」と「噛み合わせ」は関係ないということなるのです。仮に「噛み合わせ」と「顎関節症」が関係ありとするなら、自分の行った仕事によって生じているという都合の悪い事になってしまうのです。皆様は、歯科医院でのこんなやりとりを覚えていませんか?「ハイ、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね」がそれです。この簡単なやりとりで、一瞬のうちに皆様の「噛み合わせ」は出来上がります。皆様の「噛み合わせ」は、皆様の感覚だけが許した「噛み合わせ」なのです。1世紀前に始まった噛み合わせの学問:ナソロジーが提唱した伝統と歴史のあるルール:Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンに従えば「皆様の感覚」ではなく「誰にとっても快適な、理想の噛み合わせ」というものはあるのです。これは「皆様が自覚できないたった4つの悪い噛み合わせ」を改善することで構築できます。しかし、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では「噛み合わせ」を調べる検査そのものがないため、「皆様の感覚」が利用され、「皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせ」は、検査、評価、治療の対象とされていませんので、治療後もそのまま残っている状態なのです。歯の寿命が、身体の寿命より30年も短いことは、ここに理由があると当院は考えております。「噛み合わせ」を専門とする当院は「皆様の自覚できない4つの悪い噛み合わせ」が引き起こす歯周病、歯の破折、顎関節症を予防、治療するために半日という時間と根気をかけて「理想の噛み合わせ」を作る歯科医院です。

現代の歯科治療は、実は「噛み合わせ」とは無縁。その理由は、真面目に取り組むと時間がかかるから!①

現代の歯科治療は、「噛み合わせ」とは無縁のように感じます。なぜなら、かみ合わせを真剣に取り組むと、半日という時間がかかるからです。約1世紀前に始まったナソロジーという噛み合わせの学問は、「歯の長持ち」「あごの関節の健康維持」を目的としていました。その目的達成のためには手を抜くことができませんし、妥協もできません。しかし、現代の保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では、皆様はご存じないと思いますが、「噛み合わせ」の検査自体がないのです。ナソロジーが提唱した歴史と伝統のある当院の治療コンセプトOrganic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従って「噛み合わせ治療」を行う場合「三種の神器(フェイスボー、関節の軸で噛み合わせを記録したワックス、咬合器)を用いた噛み合わせ検査」を行い、「根拠を持って、皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせ」を解消する必要があります。一方、「噛み合わせ」の検査がない保険医療機関や矯正歯科専門医療機関がどのように「噛み合わせ」を決めているかというと「皆様の感覚」で決めているのです。それは、皆様が歯科医院でよく聞くやり取り「ハイ、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね」がそれです。皆様の「噛み合わせ」は「検査も根拠もなく」「口頭の簡単なやり取りでだけで決まった」「皆様の感覚だけが許した噛み合わせ」なのです。しかし、Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従えば「誰にとっても良い噛み合わせ」というものはあるのです。そして「三種の神器を用いた検査」で「根拠」を持って「噛み合わせの良し悪し」を皆様に「見える化」して証明することができるのです。保険治療や矯正歯科専門治療で「良い噛み合わせ」を治療後に見ることがないのは、皆様の「噛み合わせ」が単に「皆様の感覚」で決まるからです。Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに基ずく4つの悪い噛み合わせを、皆様は自覚することができません。そのような事から、「検査」で「結果」を「見える化」することは必要なのです。矯正歯科治療後に顎関節症が生じてしまうのも当然のことといえます。

歯科治療。なぜか、苦手なかみ合わせ。その理由は、真面目に取り組むと時間がかかるから!②

忙しい現代の人々の向かう先は、ファストビジネス(早い、安い、簡単)です。人は、他人が簡単に評価してくれもに憧れます。それも、短期間で、安く、簡単に手に入れられるとなれば、それに飛びつくのも当然のことといえます。しかし、歯科治療をファストビジネスに落とし込むには、様々な省略があって成立します。歯科の場合、まず、最初に省略されるポイントは、患者様が簡単に評価できないところです。それは、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせです。つまり、歯科治療の原則、噛み合わせの目的「歯の長持ち」「あごの健康維持」が、一番に省略されるということです。見た目の変化を求める患者様と、見た目重視の矯正の目的は合致しているのかもしれません。歯磨きだけが予防法として普及した現在も、30代、40代で早くも総入れ歯になってしまっている人がいるのは、やはり、真に「噛み合わせの番人」がいないからかもしれません。また、歯科の専門性の細分化も、噛み合わせが普及しない原因になっているかもしれません。歯学部を卒業して、大学の専門科(矯正、口腔外科、インプラント、小児、歯内、歯周、保存、補綴、X線など)に残り自分の専門性を極めるために努力をします。そして、専門医になった後、開業するともう嚙み合わせについての勉強を新たにする機会がないのかもしれません。また、保険治療では、そもそも噛み合わせを扱わないため、もっと、ビジネスとして成立するインプラントや、見た目重視の矯正を勉強するのかもしれません。患者様の獲得したいというモチベーションが高いからです。地味系の見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせなどに興味はないのです。中途半端に噛み合わせに詳しい方が、患者様の歯が予防されてしまうためインプラント治療をする機会も減ってしまうのです。患者様の噛み合わせは、このように誰からもチェックされていないのが現実です。

保険治療では、できない噛み合わせ治療。どんな検査を受けると良いのか?

「歯の長持ち」「あごの関節の健康維持」のために行うべき検査は、ドアでいうところの小さなクギがドア枠に落ちていないかどうかを調べる検査です。それが、小さなクギがなければ、ドアの軸とドア、ドア枠は調和しているといえます。噛み合わせの場合は、関節の閉鎖経路を邪魔するぶつかる奥歯がないかどうかです。下図の状態が無いかを調べます。(下図は、やや誇張して描かれています。)

閉鎖経路を邪魔する奥歯がある状態「関節の軸で閉じると、ぶつかる奥歯がある」(小さなクギがある状態)

当院の検査で用いる三種の神器(フェイスボー、関節の軸で記録した噛み合わせのワックス、咬合器)
下写真は、フェイスボーと咬合器を示します。

下写真は、矯正開始前の患者様の噛み合わせを三種の神器で検査した状態です。「関節の軸で閉じると、ぶつかる奥歯」ある状態で、最初の図の様な状態が再現されています。前歯が、図のように噛めていません。
小さなクギが落ちていてドアが閉じれていない状態です。どの歯がぶつかる奥歯なのかを発見したスクープ映像です。

下写真は、上の写真の状態からぶつかる歯がズレて、すべての歯が噛み合っています。どの歯がぶつかったかを隠してしまっています。この位置は、患者様が普段無意識に、関節をズラして噛んでいる習慣的な噛む位置です。(「関節の軸で閉じると、ぶつかる奥歯がある」ため関節の軸をズラして噛んでいる。そのため顎関節症になる。)

このような精密な検査を保険治療やほとんどの歯科治療では受けることができません!
そのため、患者様の噛み合わせは、誰からもチェックされていないのが現実なのです。

保険治療における歯磨き(細菌のコントロール、プラークコントロール)だけでは、歯の長持ちに限界がある。

一方、保険治療においては、歯磨きによるプラークコントロールや定期検診を頑張っていたのに、
40歳を過ぎて、突然、歯を失い、老化現象と諦めている方も沢山いらっしゃると思います。
健康を真剣に考え始めた時期から、インプラントや入れ歯になったり、一生、歯科に治療のために通い続けるとしたら、皆様のこれまで努力は、何の意味があったのでしょうか?
世の中には、噛み合わせに関する知識が普及していないため、皆様は何度も歯を失っても、それを疑問に思うこともないかもしれません。悪いかみ合わせが原因であったことすらも、理解できないかもしれません。皆様は、インプラントや良質な入れ歯で解決できるならそれで満足ですか?それとも、歯を失わない方法があったら自由診療でもそれを実行したかったでしょうか?見た目でもわからない悪いかみ合わせの健康な歯に対する暴力的な力は恐ろしく、次世代の歯の予防は、Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従った知識と技術を持つ歯科医師によるプロフェッショナルケアが、絶対に必要だと思います。
一方、若い方にお話しを伺うと、歯では全く困ってないし、保険治療を受ければ普通に治してくれる、歯で悩むことってそんなにあるのかな?と思われているかもしれません。
しかし、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせのサインは、本当にないのでしょうか?
保険治療では、何事もなかったかのように対応しています。
以下は、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせで生じるサインと保険治療での対応です。(皆様にこれらのサインがあれば、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせを疑って下さい。)
①虫歯がないのに歯がしみた時、しみないようなお薬を塗ってくれる。②虫歯がないのに歯に我慢できないひどい痛みが出た時、歯の神経を取ってくれた。③定期健診で歯周病といわれた、「もっと歯ブラシを頑張って下さいと言われた。」④ある日突然歯が破折した、「硬い物、歯ぎしり、食いしばりが」原因といわれた。⑤口が開きにくい、音が鳴る、開くとき痛いので、マウスピースを勧められ使用している。
以上は、見た目でわからない奥歯の悪い噛み合わせで起こるサインです。
このように、患者様の噛み合わせは、チェックされていないのが現実なのです。

矯正歯科治療には、見た目を求めますか?or 歯の長持ちを求めますか?

矯正歯科治療においては、前歯の見た目ももちろん大事ですが、歯が長持ちするほうが、もっと大事だと思いませんか?見た目を重視した矯正を行って、将来、歯を失えば、再び見た目にコンプレックスを生じるようになるかもしれません。当院で行っているような検査をすることによって、噛み合わせから歯を予防することも可能です。そのため、40歳以降のご自身の健康を真剣に考え始めた時期に、老化現象と諦めて歯を失わないために、
ほとんどの方は、受けた事がないと思いますが、当院のかみ合わせ検査を、ぜひ、お勧めします。
患者様のかみ合わせのどのような点が、将来、歯を失う原因になるのかを詳しく、患者様にも見える化してご説明ができます。検査にためらっている場合は、カウンセリングだけでもいかがでしょうか?当院は、カウンセリングから違いをお見せできるクリニックです。嚙み合わせや矯正、口腔外科に関しては、他の医療機関では聞くことができない真実をお話できます。

大事なことは、インプラントや入れ歯を入れることよりも、歯を失った原因の追究。

ここまでお話しを進めてきましたが、皆様はまだ、歯を失う原因が、歯磨きが十分でなかっと思いますか?また、ご自身の元々の歯の素質が良くなかったと納得してくれますか?
体重の10倍もの力がかかる悪いかみ合わせが、歯周病や歯の破折を引き起こし、
歯を失う原因になっているとは信じ難いでしょうか?
悪いかみ合わせの力のせいで、歯を失った場合は、装着されたインプラントも悪いかみ合わせの力で壊れていく可能性があります。
大事なことは、インプラントや、入れ歯を入れることよりも、歯を失った原因の追究であり、
多くの場合、見た目ではわからない悪いかみ合わせによる暴力的な力が原因です。
特に歯ブラシが上手にできている方ほど、悪いかみあわせの原因を考えるべきです。
しかし、先ほどらいからお話ししているように、ほとんどの歯科治療は、最新機器のレントゲンCT検査はしても、かみ合わせの良し悪しを評価することはありません。保険治療では、それを行う項目がなく、
ほとんどの自費治療でも、術前、術後に患者様のかみ合わせを評価することがほとんどありません。
歯の無くなった場所にインプラントの治療計画が行われるだけです。
そのため、歯が壊れても、インプラントが追加されるだけで、歯を失った原因を評価することはありません。
そのような目線で、これからも治療を受けてみてください。
なぜなら、患者様の噛み合わせは、チェックされていないのが現実だからです。

ほとんどの治療は、歯やあご(関節)が壊れてからの対症療法。

ほとんどの歯科治療は、このように歯やあごが壊れてからの対症療法です。
皆様は、歯を失う前に考えますか?それとも、歯を失ってから考えますか?
歯を失って惨めな思いをしても、インプラントや入れ歯などの治療法があれば構いませんか?
保険治療では、歯を失った原因を、硬い物を噛んだから、歯ぎしり、食いしばりなどの説明になるかもしれません。
そして、皆様は、「なるほど」とすぐに納得してしまうかもしれません。
しかし、良いかみ合わせは、硬いものを噛めるし、歯軋り、食いしばりをしても、歯を容易に失ったりはしません。
そのための、理想のかみ合わせが、当院の提唱するオーガニック・オクルージョンの4つのルールです。
当院では、皆様のかみ合わせにまつわるお手伝いが、きっとできると考えています。

この記事の執筆者:福永 矯正歯科・歯科口腔外科 院長:福永秀一
経歴:
1991年 明海大学歯学部卒業
1995年 明海大学歯学部大学院歯学研究科修了:歯学博士の学位取得
1998年 日本歯科麻酔学会認定医取得
1999年 日本口腔外科学会専門医取得
明海大学歯学部口腔外科学第一講座助手
2000年 明海大学歯学部口腔外科学第一講座講師
2002年 羽生総合病院口腔外科部長
2012年 IPSG包括歯科医療研究会VIP会員
2024年 福永 矯正歯科・歯科口腔外科 開設