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保険医療機関の「噛み合わせ」、矯正歯科専門医療機関の「噛み合わせ」、当院の「噛み合わせ」

保健治療と矯正治療に長年携わってきた、「噛み合わせ」に力を入れる還暦に近い健康オタクのベテラン歯科医師が明かす「噛み合わせの真実」。

皆様は、保健医療機関、矯正歯科専門医療機関では、正確な「噛み合わせ」が、通常、行われていないのをご存じだったでしょうか?これらの医療機関のゴールは、皆様もよく知る「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」です。「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」は、なぜ、正確な噛み合わせではないのでしょうか?それは「単に違和感が無く、ただ歯が接触しているだけの状態」であり、「悪い噛み合わせ」は、そっくりそのまま残っている可能性が高いからです。それは、私が「噛み合わせ」を学ぶ以前に、私も保険治療で作っていた「噛み合わせ」です。そして「単に違和感の無い噛み合わせ」を作っても「歯周病の進行や歯が突然割れる」ことを予防することはできません!また、顎関節症の予防や治療もできません。保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の歯科医師、そして、皆様にとっては、「歯磨き」だけが、唯一の歯の予防法です。しかし、正確な「噛み合わせ」を作れば、「噛み合わせ」で、歯の長持ち、あごの関節の健康維持にも貢献できます。それについて、これから解説していきたいと思います。なぜ、正確な噛み合わせは、保険医療機関、矯正歯科専門医療機関では、通常、できないのか?どんな「噛み合わせ」を作ると良いのか?本物の「噛み合わせ」を必要とする人はどんな人なのか?などについて話を進めていきたいと思います。

保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の「噛み合わせ」。保険で「噛み合わせ治療」はできるのか?

保険治療が開始してから半世紀以上経過していますが「噛み合わせ」に関する検査やルールはありません。なぜ、検査やルールが無くても成立するのでしょう?それは、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では、皆様が「噛み合わせ」を決めているからです。皆様は、そんなつもりはなかったと思うかもしれません。1から9は、歯科医師が決めて、最後の10の最終チェックを皆様が決めている位に思っていたかもしれません。しかし、実際、これらの医療機関では、1から10まで皆様が「噛み合わせ」を決定しているのです!皆様は、噛み合わせを決める際のやりとりをご存じでしょうか?「はい、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね!」実は、この口頭の簡単なやり取りだけで「噛み合わせ」は決まっているのです。皆様は、瞬時に直感で素早く「単に違和感がない」ことの回答を迫られます。そして、あせって答えを出し、家に帰ると、やはり詰め物や被せの影響で「噛み合わせ」に違和感が残っていることに気付いたりするのです。これらの医療機関における歯科医師は、皆様が決定してくれた「単に違和感の無い噛み合わせ」について、一切干渉しない立場です。たとえ「悪い噛み合わせ」が残っていても、保険治療の義務は果たしているのです!なぜなら、保険治療では、「噛み合わせ」の検査もルールも無いため、皆様が良くご存じの「違和感の無いことが、良い噛み合わせ」となっているからです。それによって保険治療の料金はリーズナブルになっています。このように「噛み合わせ」のルールや検査も無く、専門家でもない皆様が、「感覚」「直感」だけを頼りに「噛み合わせ」を決めているのが、保険医療機関と矯正歯科専門医療機関です。矯正歯科専門医療機関では、ゆっくり「噛み合わせ」が決まるため、前述のやりとりさえ無いかもしれません。皆様が良く知る「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」というのは、結局、そういうことなのです。リーズナブルな保険治療の「噛み合わせ」は、治療費に相当する価値を提供しているだけです。保険医療機関の歯科医師は、保険上のルールに沿って治療を行っているだけであり、それ以上の事を行う義務もありません。もし、保険治療が、本格的な「噛み合わせ」をやりだしたら、お一人の患者様に半日という膨大な時間がかかってしまい、採算を度外視した治療となってしまいます。当院では、検査もルールもない保険医療機関が「噛み合わせ治療」をできるとは考えていません。また、矯正歯科専門医療機関もしかり、現行の治療費と捌く患者様の数を考えると正確な「噛み合わせ治療」を行えるとは考えられません。これらの医療機関は、治療費に応じた「噛み合わせ」を提供しているだけなのです。つまり、簡易版「噛み合わせ」であり、違和感が無ければそれで良く、悪い噛み合わせは残っていても良いのです。「悪い噛み合わせ」が何か?を知らない「皆様」が「噛み合わせ」を一瞬の「感覚」で決めてくれる事は、歯科医師にとって都合の良いことです。歯科医師は「皆様が決定した」「噛み合わせ」について一切干渉しない立場です。悪い噛み合わせが残っているかどうかに関心はありません。それが、保険治療というものだからです。矯正歯科専門医療機関では、自費治療が行われていますが、現代の矯正歯科専門医療機関の「噛み合わせ」も保険治療の延長線上で行われているだけなのです。もっとも、矯正歯科専門医療機関のホームページには、前歯の歯並びを改善することが「噛み合わせ」を良くすることであると謳ってあり。矯正治療をすれば「噛み合わせ」が良くなると皆様に錯覚を与えています!治療の最終チェックである「噛み合わせ」を皆様が決定することは、治療の責任も皆様と分かつことができますし、皆様が「噛み合わせ」に了解したことによって、歯科医師は治療の責任から解放されます。皆様が決めてくれた「噛み合わせ」に意見して、わざわざ、自分の治療のあら捜しする必要はありません。そんなことをすれば、皆様に「悪い噛み合わせ」の違和感を連想させますし、自分の治療が「へたくそ」であるということにもなるからです!
さて、保険医療機関の中には、保険で「噛み合わせ治療」ができますと謳っているクリニックがあります。しかし、そのようなクリニックの先生は、そもそも「噛み合わせ」とは何か?「噛み合わせ」のゴールがどうあるべきか?を真剣に考えていないと思います。そして「噛み合わせ治療」と称して、原因の治療法ではないマウスピースやスプリントを使用した対症療法を行い、やはり「皆様」が「違和感はありません」と回答してくれることを期待しているでしょう。当院が過去のYouTubeで挙げた動画「皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせ」の中で言及している「悪い噛み合わせ」は、そっくりそのままの残っているのです。そして、一時的に症状が無くなっても再発したり、「悪い噛み合わせ」が残っていることによって「噛み合わせ」の力のコントロールができていないため、顎関節症の再発と悪化を繰り返し、40歳以降には、歯が突然割れる、歯周病の進行が止まらないなどにより歯を抜くことになってしまうのです。保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の歯科医師は「噛み合わせ」で歯周病や歯の破折、顎関節症の予防・治療ができるとも到底考えていません。なぜなら、これらの医療機関の「噛み合わせ」には、ルールも検査も無く、専門家でもない「皆様」が、単なる「一瞬の感覚」によって「噛み合わせ」を決定しているからです。そのため、皆様でも簡単にわかりやすい「単に違和感のないこと」が「噛み合わせ」のゴールになっています。

「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」の神話が支えるインプラントビジネス!

さて、90%の方は、16歳頃、永久歯列が完成した時点で、すでに「奥歯の悪い噛み合わせ」を持っているといわれています。しかしながら、皆様は日頃から、自由にカチカチ噛んでも、ほとんど違和感を感じることは無く、ご自身の「奥歯の悪い噛み合わせ」に全く気付くことができません。そして、前歯の歯並びは少し気になるけど「噛み合わせ」に概ね困らず「自分は結構良い噛み合わせかも」と思っているかもしれません。そして、悪い噛み合わせが何か?ということには、もちろん、興味は無いと思います。なぜなら、皆様は「違和感が無いのが、良い噛み合わせ」の世界に生きており「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」だから「多少違和感のあるのが、悪い噛み合わせ」かなくらいにしか考えていないと思います。皆様の中で「奥歯の悪い噛み合わせ」にご興味のある方は、以前にYouTubeにアップロードした動画「皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせ」をご覧下さい。前述したように「奥歯の悪い噛み合わせ」は、ガンや糖尿病、心臓病などのように静かに忍び寄るサイレント・キラーであり、毎日、噛めば噛む程、少しずつ歯や歯周組織、あごの関節を破壊する生活習慣病です。顎関節症は、悪い噛み合わせの影響を早期に受けるため10代から発症し、矯正治療後にも「悪い噛み合わせ」が残っていれば、比較的早い段階で発症します。このように顎関節症が発症しているにも拘わらず、皆様ご自身は「噛み合わに違和感がある」がという認識がそれほどないのです!顎関節症であごは痛むけど、食事が噛めないのはあごが痛いからだと考えているのです。あごの痛みが治まれば、普通に噛めるだろうと思っているのです。あごの関節は「噛み合わせ」と表裏一体であるため、比較的早期に顎関節症を発症しますが「悪い噛み合わせ」による歯周病の進行や歯の破折は、慢性的、持続的な力のダメージの蓄積を必要とするため、通常、40歳以降にその症状は現れれます。
保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の「噛み合わせ」のゴール「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」という考えは、前述したように、通常、皆様が「悪い噛み合わせ」を「違和感」として感じにくいため、皆様の健康において何のリスク管理の役目も果たしていません!一方、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関の「噛み合わせ」においては「噛み合わせ」を決める際「はい、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね!」と歯科医師が皆様に質問した後、「悪い噛み合わせに違和感も感じる事ができない」「悪い噛み合わせが何か?も知らない」「専門家でもない皆様が」一瞬の直感、単に「違和感のある・なし」で噛み合わせを勝手に決めてくれるため、皆様の歯やあごの将来に関わる「噛み合わせ」は、検査もルールも必要とせず、時短で決まり、まさに手間いらずといえます。保険医療機関でも、矯正歯科専門医療機関でも「噛み合わせ」を真剣に取り組めば、毎回、半日という時間がかかり、通常の治療にプラスして、もう1つ別の治療を行う労力と時間が必要になるのです。
保険医療機関や矯正歯科専門医療機関の歯科医師は、皆様が「違和感のある・なし」で決めた「噛み合わせ」にたとえ「悪い噛み合わせ」が残っていても一切関知はしません。皆様が「違和感が無い事が、良い噛み合わせ」と信じていることに同調していきます。なぜなら、皆様の決めた「違和感のない噛み合わせ」に異議を唱えて、自分の治療のあら捜しをする必要は無いですし、保険医療機関と矯正歯科専門医療機関が半世紀以上かけて作りあげた「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」の神話を壊す必要はないのです!そして、「奥歯の悪い噛み合わせ」は、歯と歯周組織に確実にダメージを与えるため、40歳を過ぎた、ある日突然、歯の違和感も明らかに感じていなかったのに、痛みで噛むこともできなくなってしまうということが起きます。気付いた時には、すでに歯周病が手遅れの状態になっているのです。歯周病で歯が揺れ、歯茎が腫れあがって、痛みで噛み合わせることもできなくなった時、保険医療機関の歯科医師は、薬を出すだけで、できることはすでに何も無く、時がくれば歯を抜いて、インプラント治療を勧めたいと考えています。
「違和感の無いことが、良い噛み合わせ」の世界において、興味深いことは「歯磨き」を一生懸命している人にも必ず、歯周病の進行がやってくるということです。歯周病が進行する前の「深い歯周ポケットが指摘された段階」で、当院のような「噛み合わせ」を専門とする医療機関で「悪い噛み合わせ」の治療をすることは、歯周病の進行を改善できる可能性があるのです。しかし、皆様は「歯磨き」を一生懸命していても、元々の歯や歯茎の素質が悪い、老化現象を理由に、歯周病の進行が生じることは止む得ないと思うでしょう。保険医療機関の歯科医師は、定期的に「歯周ポケット」のチェックを行っていきますが「歯磨き」の観点からしか「歯の予防」は行っていないため、歯磨きを一生懸命行っている人にとっては、それほど役に立たないのが現実です。皆様が進行している歯周病に対して「歯磨き」を精一杯頑張っていることを伝えても、歯科医師は誰もが抱えていそうな問題「歯ぎしり、食いしばり」などを歯周ポケットが改善しない理由として挙げるでしょう。しかし「誰にとっても良い噛み合わせ」であれば「歯ぎしり、食いしばり」をしても、歯周ポケットが進行させない機能はあるのです!保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では「噛み合わせ」に検査もルールもないため、基本的に歯やあごの関節にまつわる様々な症状を「噛み合わせ」が原因として考えることを積極的にはしません。皆様が「違和感が無い」と感じているのに「悪い噛み合わせ」が明らかになれば「違和感が無い事が、良い噛み合わせ」の神話を壊してしまいますし「噛み合わせ」の問題は、歯科医師が行った治療の問題となってしまうからです。その事実として、顎関節症の原因も、姿勢、癖、ストレスなど「複数の要因」となっており「噛み合わせ」が積極的な原因として扱われることはありません。顎関節症の患者様が、明らかに「噛み合わせ」がおかしいせいで顎関節症になったと訴えて歯科医院を訪れることが、基本的に無いことも「違和感の無い事が、良い噛み合わせ」という神話の助けになっています。保険医療機関の歯科医師と皆様は「違和感がなければ、悪い噛み合わせは無い」と考えているため、このような事態に発展するまで「奥歯の悪い噛み合わせ」は、そっくりそのまま放置されています。「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」の世界に生きている皆様には、保険治療ではできない「噛み合わせの治療」を勧められても、違和感も無く、見た目にも影響しないという理由で、その必要性を全く感じないかもしれません。「悪い噛み合わせ」というものは、これまで述べてきたように、サイレント・キラーであり、違和感として簡単に感じることができないものなのです!そして「悪い噛み合わせ」は、そのまま放置されることによって、歯周病は順調に進行し、起こるべくして起こるしかなかったのかもしれません。保険医療機関や矯正歯科専門医療機関には「噛み合わせ」の検査やルールは無く、皆様の「違和感のある・なし」で「噛み合わせ」は簡易的に決まるため、これらの医療機関の歯科医師は、皆様が決めた「違和感のある・なし」の簡易版「噛み合わせ」で歯の予防ができるとも考えていません。そのため「歯の予防」は、やはり「歯磨き」だけとなっているのです。奥歯の深い歯周ポケットの原因が「噛み合わせ」でも、これらの医療機関では歯周病の原因は常に、歯の汚れ、細菌、プラークによるものとしているため、常にその観点から「歯磨き」指導が行われるだけです。皆様の歯周ポケットは確実に深くなっていき「皆様が噛み合わせに違和感を感じることができないため」引き続き「奥歯の悪い噛み合わせ」は放置されたままとなります。歯科検診へ何度行っても「歯磨きの」観点から、歯の汚れを取り除くだけなので「噛み合わせ」の力のコントロールは、一切考慮されていません。これれら医療機関において、検査もルールもない「噛み合わせ」は「皆様に違和感さえ無ければ、良い噛み合わせが続いている」と考えられて、チェックされることも無く、常にスルーされ続ける状態なのです!
皆様の深い歯周ポケットに「噛み合わせ」で対処する場合、当院では「噛み合わせ矯正歯科治療」や「噛み合わせの調整」という形で治療を行います。どちらの治療を行うにしても、噛み合わせのルールと検査に基づき、根拠をもって「あごの関節の軸」に「噛み合わせ」を作ります。なぜなら「あごの関節の軸」は「噛み合わせ」のルール:Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンの絶対的な条件だからです。もちろん、当院は「違和感が無いのが、良い噛み合わせ」とは、考えていませんので「奥歯の悪い噛み合わせに違和感を感じることもできない」「悪い噛み合わせが何か?も知らない」「専門家でもない」皆様に、単に「違和感のある・なし」で「噛み合わせ」を「一瞬の直感」で決めてもらったりはしません。歯科医師が皆様の下あごに手を添えて「あごの関節の軸」に誘導・閉鎖し「あごの関節の軸」に歯科医師が「噛む位置」を決めて、皆様が習慣的にその位置に噛めるまで、健康な歯や被せ物の噛む箇所をわずかに削って調整します。一方「違和感の無いのが、良い噛み合わせ」の世界に心酔している皆様にとっては、たとえ「悪い噛み合わせが口の中に残っていても、違和感が無ければ、とりあえず安心」と思うかもしれません。また、「違和感も無ければ、すぐに何か起こることもないだろう」と思うかもしれません。保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の歯科医師も、同様の気持ちで、ルールも検査も無く、皆様の歯を治療しています。また、皆様は「見た目に問題もなく、違和感も無いのに、健康な歯を削るなんて」とも考えるかもしれません。しかし「違和感の無いことが、良い噛み合わせ」として社会に広く普及している限り、90%の皆様が16歳頃、永久歯が生え揃った時点ですでに持っている「複数の奥歯の悪い噛み合わせ」は放置され続けます。なぜなら、皆様は永久歯が生え揃った時に「違和感を感じていないため、ご自身に「奥歯の悪い噛み合わせ」があると信じることができないからです。「違和感がないことを、良い噛み合わせ」と信じて「悪い噛み合わせ」に対処しなかった代償は、突然、歯を失うという結果として現れます。しかし、通常、40歳以降に経験する歯を失うことも、老化現象、もともとの歯や歯茎の素質が悪かった、歯磨きが十分でなかったと皆様は簡単に納得してくれるかもしれません。皆様は「たばこを吸っている人が、常に、肺がんになるわけではない」と考え「悪い噛み合わせ」があっても構わないと思うかもしれません。保険医療機関で働く歯科医師も「奥歯の悪い噛み合わせ」が皆様の口の中に残っていることも、保険治療の「必要悪」として、保険治療ではできない「噛み合わせ治療」を、わざわざ皆様に嫌がられてまで、勧める時間も気力も無いでしょう。ある日、突然、これまで指摘のあった深い歯周ポケットが暴れだし、違和感さえなかったものが、噛み合う事さえ、できなくなることも、皆様と保険医療機関の歯科医師にとっては「必要悪」なのかもしれません。前述したように、皆様の90%は、永久歯の生え揃った時に、すでに複数の「悪い噛み合わせ」を持っています。しかし、皆様は、永久歯の治療後に突然、生じる「歯の違和感」のように、永久歯が生え揃った時点ですでに持っている「悪い噛み合わせ」には、比較対象が無いため違和感を感じることができないのです。そして、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では、「噛み合わせ」にルールも検査も無いため、違和感無く治療を終えることが、治療の最低ラインであり、皆様が「違和感を感じることもできない悪い噛み合わせ」を治療する義務はないのです。
賢い現代の保険医療機関や矯正歯科専門医療機関の歯科医師は「違和感が無い事が、良い噛み合わせ」という見事な世界観を広めた功績で、皆様が全く「悪い噛み合わせ」に関心を持たないことに成功しました。「一生自分の歯だけで快適に噛むことができる可能性」を作る「噛み合わせ」より、リーズナブルな治療で歯周病や歯の破折を育て、皆様のモチベーションが爆上がりになる歯を失う時を待って、インプラントや良質な入れ歯を提供できる技術を持つ方がより現実的なのです。皆様に保険治療ではできない「噛み合わせ」の治療を勧める必要もありません。「違和感の無いことが、良い噛み合わせ」であれば、最後は皆様から、インプラントや良質な入れ歯を求めて勝手にやって来てくれるのです。「噛み合わせ」は、専門的な知識と高度な技術、時間も要するため保険医療機関や矯正歯科専門医療機関ではできない治療です。保険医療機関や矯正歯科専門医療機関のように「奥歯の悪い噛み合わせ」を静々と放置し、歯周病や歯の破折を育てる方が賢明です。皆様が40歳を過ぎれば、それもまた老化現象として納得してくれるでしょう!そのようなことから、現代のほとんどの歯科医師は「歯を長持ちさせる、あごの関節の健康維持」を図る保険治療ではできない「噛み合わせ」のバカげた知識や困難な技術を極めるよりも「違和感が無いことが、良い噛み合わせ」を合言葉に皆様を心待ちにしています。皆様がコンスタントに歯を失って、お金を使ってでも何とかしたいというモチベーション爆上がりの状態を「違和感の無い事が、良い噛み合わせ」旗印にキープしている方が簡単にビジネスになるのです。巷のほとんどの歯科医院において、インプラントがコマーシャルされているのは「違和感が無い事が、良い噛み合わせ」から得られるとてもうれしい恩恵があるからです。また、一介のクリニックが、インプラントセンターと称して治療を望む皆様を囲う理由でもあります。「自分の歯だけで一生噛み続ける可能性を作る噛み合わせ」に力を入れるより「インプラントのために皆様の歯が壊れる可能性を作る」方が、はるかに技術と経験を必要としません。なぜなら「違和感」も無く理由もわからず失ってしまった皆様の歯を、マジックのように素早く回復するため、皆様においてはその変化が「見た目」にも分かりやすいからです。開業歯科医師でも簡単にインプラント治療は始められるため、どのクリニックおいても「インプラント」は売りになります。「違和感の無いことが、良い噛み合わせ」という考えが、勝手に皆様の歯を壊して連れてきてくれるからです。なぜなら、90%の皆様が、永久歯が生え揃った段階で、すでに「奥歯の悪い噛み合わせ」を持ち「違和感を感じるもことなく、見た目にも困らない」という理由で「奥歯の悪い噛み合わせ」をキープしてくれるからです。そして、保険医療機関、矯正歯科専門医療機関も「噛み合わせ」にルールも検査も無く、悪い噛み合わせが何か?も知らない、悪い噛み合わせに違和感を感じることもできない、専門家でもない「皆様」に「噛み合わせ」を「違和感が無いことが、良い噛み合わせ」という素人基準の「噛み合わせ」で決めてもらうことで「奥歯の悪い噛み合わせ」がそっくりそのまま、皆様の口の中にキープされるからです。一方、「噛み合わせ治療」は、世界中の歯科医師の超難関の知識と技術が必要であり、健康な歯を相手にするため、非常に繊細な取り扱いが必要で、経験値も重要になります。インプラントのように無くなったものをマジックのように回復するのとは異なり、健康な歯が相手になりますので「歯の長持ち、あごの関節の健康維持」のために時間をかけて、丁寧に根気強く治療を行っていく必要があります。そして、健康な状態の歯やあごを相手にする時程、その治療のハードルは高くなります。噛み合わせの重鎮や権威者も、ルールも検査も無い、大学で十分な教育も行われていない「噛み合わせ」を保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の歯科医師が、いじるべきではないと言及しています。まさに、その通りでありますが、すべての歯を移動し、皆様の「噛み合わせ」を完全にイニシャライズしてしまう矯正歯科専門医療機関の歯科医師は「正確な噛み合わせ」を作らないことで「悪い噛み合わせ」をそのまま残し「歯をきれいに並べるだけの」存在となっています。そして「違和感が無いのが、良い噛み合わせ」という世界の中で、誰もが互いを慰め合っているのかもしれません!

当院が考える、できれば「噛み合わせ治療」を検討した方が良い方。

当院が考える「噛み合わせ治療」の必要な方は、90%の方が永久歯が完成した時点で複数の悪い噛み合わせを持っているため、すべての人が対称になると思います。しかし、「喫煙する人」のすべての人が、肺がんにならないように「悪い噛み合わせの人」のすべての人が、歯を失い、顎関節症になるわけではありません。そのため、最終的な治療の選択は、個人の意思が尊重されると思います。
一方、顎関節症が保険治療で改善しない人や、これから矯正歯科治療を始めようと考えている人、には「噛み合わせ治療」は積極的に勧められるべきものです。顎関節症に対する「噛み合わせ治療」は、高いレベルでの「噛み合わせ」の構築が必要になります。保険医療機関や矯正歯科専門医療機関において検査やルールも無く、奥歯の悪い噛み合わせ自覚もできない、気付くこともできない、専門家でもない皆様がカチカチ噛んで、その一瞬の直感で、噛み合わせを決める「悪い噛み合わせ」が残った「噛み合わせ」では、絶対に治らないと思います。また、矯正歯科治療では、皆様の元々の「噛み合わせ」は一切、キャンセルされ、1から「噛み合わせ」を自由に構築することができます。そのため「単に違和感が無い」ことをゴールにするより、自由に理想の高いOrganic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従った「噛み合わせ」を作ったり、「悪い噛み合わせ」を残さない治療を皆様に提供できる可能性があります。さらに、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関で治療後、噛む箇所が、2箇所ある、どこでも噛めるなどに苦しんでいる方も、検査とルールに基づく精度の高い「噛み合わせ治療」、皆様の個人的な「感覚」「違和感が無い=良い噛み合わせ」に依存しない「噛み合わせ」が必要であると考えています。違和感が無いことなどは、「噛み合わせ」において最低限の事柄であり、良い噛み合わせを保証することでは、全くありません。繰り返しになりますが、違和感が無いことは、悪い噛み合わせが無いこととイコールではないのです。奥歯の悪い噛み合わせは、自覚しにくく、気付きにくい性質上、違和感が無いことは、もちろん良い噛み合わせではありません。

当院の「噛み合わせ」:伝統と歴史のある「噛み合わせ」の学問:ナソロジーが提唱したOrganic Occlusionオーガニック・オクルージョン

さて、今から約1世紀前の1921年にアメリカの歯科医師:マッカラムは「歯の長持ち、あごの関節の健康維持」を目的に噛み合わせの学問:ナソロジーを作りました。また、「噛み合わせ」の「回転中心」は「あごの関節の軸」であると発表しました。このことは「噛み合わせ」が、非常に精密な構造物であることを意味します。なぜなら、回転して閉じるものには、軸があり「噛み合わせ」とは、家のドアと同様の構造を持つからです。ドアの軸が「あごの関節」、ドアが下あご、ドア枠が上あごといえます。ドアがドア枠に整然と、いつもきまった位置に秩序を持って閉じるのは、ドアに軸の存在があるからです。一方、奥歯は、多数の凹凸を持っていますが「あごの関節の軸」で、それらが寸分違わずに正確に噛み合うことができれば、それは、まさに「神合わせ」の奇跡であり「歯の長持ち、あごの関節の健康維持」に寄与できる状態です。しかし、あごの関節は、ドアの軸と異なり、前方や左右にも動きます。あごの関節は、ドアの軸と比較してあそびがあるといえます。しかしながら、「噛み合わせ」を決定する際、皆様が自由にカチカチ噛んで、そのあそびを許してしまうことは、緩んだドアの軸を持ったドアを毎日、開閉することに似ています。それは、ドアのへりと、ドア枠のヘリが、毎日、始終ぶつかり、へこんだり、傷を有していくのです。これは「あごの関節の軸」で噛めていない皆様の歯が、歯周病の進行につながり、また、突然、割れてしまう事に似ています。
さて、なぜ「噛み合わせ」の「回転中心」である「あごの関節の軸」を重視し、この位置で歯科医師が皆様の下あごに手を添えて、誘導・閉鎖して「噛む位置」を決定し、誘導・調整を繰り返し「噛み合わせ」を作るのが良いのでしょう?それは「噛み合わせ」の「回転中心」が「あごの関節の軸」にあることはいうまでもなく、「あごの関節の軸」は、ヒトの体幹における重要な軸であり、姿勢や肩こり、首が回らないなどの症状につながるからです。また「あごの関節の軸」は、下あごに反射の起こった後や、発音、下あごの運動におけるスタート・ポジション、ニュートラル・ポジションだからです。飲み込みをしたり、オトガイを軽く押し下げたりすると、私達の下あごに反射が生じ、下あごは「あごの関節の軸」へ戻ります。そのため、この位置で「噛み合わせ」を作ることは「噛み合わせ」が、自然で無理なく快適に、整然と秩序を持って噛み合うことができることを保証します。そして、噛む箇所が2箇所ある、どこでも噛めるというような状態を避けることもできます。しかし、皆様の90%の方は、前述したように、元々複数の「悪い噛み合わせ」を組み合わせて持っており、通常「あごの関節の軸」で噛むことができません。その上、皆様が保険医療機関や矯正歯科専門医療機関において、自由にカチカチ噛んで、単に「違和感の無い」「噛み合わせ」を求めていることは、皆様が「悪い噛み合わせ」を自覚することも、違和感としても感じることもしにくい性質上、「悪い噛み合わせ」は、やはり、そっくりそのまま残り、「悪い噛み合わせ」を取り除く上で、全く役に立っていません。世界中の歯科医師にとって難関である「あごの関節の軸」の位置にOrganic Occlusionオーガニック・オクルージョンのルールに従い「噛み合わせ」を作る場合、通常、歯科医師が、患者様の下あごに手を添えて「あごの関節の軸」に誘導・閉鎖して、歯科医師が「噛む位置」をコントロールします。そして、皆様が「あごの関節の軸」の位置で習慣的に噛めるまで、繰り返し皆様の下あごを誘導し、噛み合わせの調整を続けます。皆様が自由にカチカチ噛んで「違和感のある・なし」で「噛み合わせ」を専門科でもない皆様が決めても「悪い噛み合わせ」はそっくりそのまま残ります。そして、保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の歯科医師は、専門家でもない、悪い噛み合わせも知らない皆様が決めた「噛み合わせ」に一切関知しません。
三種の神器と呼ばれるフェイスボー、あごの関節の軸で噛み合わせを記録したワックス、咬合器を使用した噛み合わせ検査は、ナソロジーのOrganic Occlusionオーガニック・オクルージョンの「噛み合わせ」のルールに従って「噛み合わせ」を作ることができたかどうかを評価することができる最初にやるべき唯一の方法です。一方、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では、単に皆様の「感覚」「違和感のある・なし」で「噛み合わせ」を、専門家でもない「皆様」が決めるため、当然、そこにルールは必要ないですし、ルールもないため、それを検証する検査も必要ありません。保険治療を行う歯科医師も「なんちゃって噛み合わせ治療」と称するものはできるのかもしれません。しかし、保健医療機関、矯正歯科専門医療機関の歯科医師は、多くの皆様を捌いて治療しなければならないため、ルールも検査も無く、単なる「感覚」「違和感のある・なし」で決定され、悪い噛み合わせも知らない、自覚もできない、専門家でもない皆様が決める「噛み合わせのゴール」に何の意味があるかも深く考える暇がありません。保健治療が行う簡易版「噛み合わせ治療」のゴールは、専門家ではない皆様が決定し、一方、専門家の歯科医師は無関心な「噛み合わせ」です。そのような手間のかからないゴールに「歯の長持ちやあごの関節の健康維持」は期待できません。治療費とは、通常、その治療の価値を示します。リーズナブルに提供できるものには、その理由が必ずあります。保険医療機関の簡易版「噛み合わせ」と、当院の行うナソロジーの「噛み合わせ」の違いです。

保険医療機関の簡易版「噛み合わせ」の特徴。保健治療でも「噛み合わせ治療」と称するものはできるが、そのゴールに保証は無い。

保険医療機関が行う簡易版「噛み合わせ」の特徴を下記に挙げます。
①「噛み合わせ」は、歯科医師が決めるのではなく、「皆様が決める」。
補足:皆様は歯科医院でよく聞く「噛み合わせ」を決める際のやりとりをご存じでしょうか?
「はい、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね!」。この指示を皆様が聞いた時、1から9までを歯科医師が決めて、最後の10の最終チェックを皆様がしているとお考えかもしれません。しかし、実際には、1から10まで「噛み合わせ」はすべて、このやりとりを通じて皆様が決定しているのです。皆様は、そのつもりでなかったと思うかもしれません。しかし、実際にはそうなのです。なぜ、専門家である歯科医師が決めないのでしょうか?それは、治療の重要最終チェック項目である「噛み合わせ」を歯科医師が決めた場合、治療終了後の歯やあごの不快症状や歯の将来について、歯科医師に責任が発生してしまうからです。決めなくても、医療として成立しているからです。実際に皆様は、「良い噛み合わせは、違和感が無い事」と歯科医師が期待したとおりにその考えが浸透しています。しかし一方で、「悪い噛み合わせが何か?」も知らない皆様が決めているのです。また、9割の人が持つといわれる「悪い噛み合わせ」も自覚できない、違和感として感じにくい皆様が決めているのです。「噛み合わせ」の番人は皆様であり、歯科医師は皆様の決定に一切干渉しない立場です(歯科医師が悪い噛み合わせが、残っていると知っていても)。「違和感さえ無ければ、悪い噛み合わせも無い」というように保険医療機関、矯正歯科専門医療機関では考えられています。これら医療機関の簡易版「噛み合わせ」の治療のレベルは、ナソロジーが示す理想のものではなく、基本的に簡易版であるため、リーズナブルな治療に相当する、治療価値となっています。「噛み合わせ」は、一般の皆様が決めるため、当然「悪い噛み合わせ」は、そのまま放置され、「噛み合わせ」が改善されることは無いため、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関の「噛み合わせ」のレベルでは、歯の破折や歯周病の進行を予防したり、顎関節症を予防、治療することはできません。「噛み合わせ」の学問:ナソロジーが提唱する本物の「噛み合わせ」を作るには、「噛み合わせ」の専門的な知識と技術が必要となり、ルールを検証するために検査を繰り返す必要があります。また「あごの関節の軸」に「噛み合わせ」を作ることは、噛む箇所が2箇所ある、どこでも噛めるというような状況を作らないために「噛む位置」を「そこだけで噛む」という正確な1点にするため、奥歯全体のミリ、ミクロン単位の調整が必要になります。「噛み合わせ」を正確に取り組む場合、完全に別個の治療をもう1つ行う労力が必要になります。その作業は、恐らく保険医療機関、矯正歯科専門医療機関で行われているすべての治療より難易度が高いと思います。ナソロジー発祥の本物の「噛み合わせ」は、大学歯学部でも教えていませんし、短期間で簡単に習得できるものでもありません。通常、卒業後、志の高いわずかな歯科医師が、個別に歯科学を極めたいという理由で学んでいるのが実際です。そして、ここで御説明しているように保険医療機関の簡易版の「噛み合わせ」は、単に皆様が自由にカチカチ噛んで「違和感の無いことを、良い噛み合わせ」と決めるため、皆様の歯科治療の窓口である保険医療機関や矯正歯科専門医療機関では、全く役に立ちません。それを実践しなくてもほとんど困らない状態であり、保険治療のようなリーズナブルな治療に人は自然と集まるため、これらの医療機関は守られています。食事や洋服、そして医療もファストビジネスとなり「リーズナブルでそれなり」が、多くの人が求めるものとなっています。普通に治療をしていればやっていけるため、そこにわざわざ、専門的な知識や技術、複雑で難易度の高いことに挑戦する必要などないのです。皆様は、悪い噛み合わせというものをご存じないですし、積極的に知ろうともしないでしょう。そこは、専門家が適当にやってくれるものと思っているでしょう。そして、悪い噛み合わせというものも自覚したり、違和感として感じにくいため、9割の人達は、ご自身の口の中に悪い噛み合わせが存在していても、ほとんど無関心でいることができます。奥歯の悪い噛み合わせは、見た目にも影響がないため、「皆様が自覚できない4つの悪い噛み合わせ」の治療をたとえ歯科医師が、皆様に勧めたとしても、皆様は何のモチベーションも感じず、歯で困っていることは何も無いのに、この歯科医師は面倒な事を言って、高い治療を勧めてくるとしか思わないでしょう。保険医療機関の簡易版「噛み合わせ」について丁寧に説明する医療機関など、通常は無いでしょう。

皆様はご存じないかもしれませんが、保険医療機関や矯正歯科専門医療機関(ほとんどすべての歯科医療機関を指すという意味、また、噛み合わせを専門と謳っている医療機関も含む場合がある)の「噛み合わせ」の治療には、検査もルールもありません。なぜ、検査もルールも必要ないかというと「噛み合わせ」は、皆様が決めるからです。「噛み合わせ」は、いつも治療の最終チェックになります。その治療の良し悪し、歯やあごの関節の将来を左右します。皆様は、その際、歯科医院でよく聞くやりとり「はい、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないです?大丈夫ですね!」を聞いたことがないでしょうか?これは、歯科医師が、皆様に「違和感のある・なし」を瞬時に、皆様の個人的な直感で決めてもらい、回答してもらっています。このやりとりを皆様は、歯科医師が「噛み合わせ」に関して、相当熟慮した挙げ句の果てに質問をしていると考えているかもしれませんが、そうではなくて、この質問だけで「噛み合わせ」の1から10まですべて決定するのです。前項で、皆様に説明したように、そもそも「悪い噛み合わせ」というものは、自覚することができないものです。しかし、皆様は、現代の歯科治療において「悪い噛み合わせが何かを知らない」皆様が、「悪い噛み合わせも自覚できない」皆様が「噛み合わせ」を決定しているのです。検査やルールが無いのは、そのためです。歯科医師が決めるものではないため、参考とすべき検査やルールは一切なくても良いのです。現代の歯科医療を行う歯科医師は「噛み合わせ」を別に重要なものとは考えていません。なぜなら、皆様が決定するものだからです。そのため、悪い噛み合わせが残っている・いないは重要視していません。歯科医師は、皆様が決めた「噛み合わせ」について一切干渉しない立場を貫きます。「噛み合わせ」を検査やルールもなく皆様が決めることは、皆様が違和感なしと了解したことによって、歯科医師は治療の責任から解放されます。もし、歯科医師が「噛み合わせ」を自分で決めた場合、治療後の歯やあごの関節の不快症状に責任を持ち、それに付き合わなければならなくなります。そして、決定的なことは「噛み合わせ」の専門的な検査やルールに従って「あごの関節の軸」に「噛み合わせ」を作ることは「すべての歯が同時に同じ強さで接触する」ように、丁寧に「噛み合わせ」を調整しなければならないからです。治療前、治療中、治療終了後に検査を行う手間がかかりますし「悪い噛み合わせ」を残さないように、ミリ、ミクロン単位の精密な調整を行い、その事実を又、検査で検証します。このような作業を繰り返しますので、毎回、半日を要します。本物の「噛み合わせ」を実践する場合、そのようなことから、当然お一人の患者だけを重視するような治療になり集客を行うことはできません。現代の歯科医療で、本物の「噛み合わせ」を実践することは、不可能と考えられますし、誰も実践しようとは考えないでしょう。なぜなら、ビジネスモデルとして成立させることが困難だからです。もちろん、専門的な知識や技術も要します。「噛み合わせ」は、お一人様を重視した料金でなければ、実践することはできませんし、料金はその治療の価値を意味します。現代の歯科医療機関を選択するということは、「噛み合わせ」を「検査もルールも無く」「悪い噛み合わせ何かご存じない皆様ご自身で」「悪い噛み合わせも自覚できない皆様ご自身の感覚で」「瞬間の直感」「違和感のある・なし」だけで決定することを意味します。また、そのような保障の無い「噛み合わせ」で、ご自身の歯の将来を背負っていく必要があります。10代から始まる悪関節症、40代から始まる歯の破折、歯周病の進行と付き合う可能性があります。