あなたの人生を変える?知られざる「噛み合わせ」の真実。
歯科治療に30年以上携わり、噛み合わせに力を入れる埼玉県の歯科医師が明かす、日本人が歯を失い、インプラントと良質の入れ歯を求め彷徨い続ける理由。
目次
イントロダクション
皆様は、「噛み合わせ」と聞いて何を思い浮かべますか?「食事をする時の歯のあたり具合?」「歯並びのこと?」多くの方が、そのように思われるかもしれません。皆様のかかりつけの先生の「嚙み合わせ」のイメージもなんと一緒なのです。私が卒業して駆け出しだった頃、まさにそんな状態でした。噛み合わせとは、歯が適当に接触していて、違和感が無ければ良いと思っていました。しかし、私は、その当時、口腔外科を専門としていたため、毎日毎日、歯周病や割れてしまった歯を、右から左にベルトコンベアーの様に、次から次へと抜歯するだけでした。歯が歯周病や、割れてしまった原因など、全く考えることも無く、患者様も、歯を失うことを老化現象の1つとしてあたりまえのように、抜歯を受けている様に見えました。噛み合わせの本質を知ったのは、嚙み合わせを専門に勉強し始めてからのことです。そして、噛み合わせは、単に、「食事をする時の歯の当たり具合」では無いと知ったのです。実は、噛み合わせは、全身の健康、そして、一生涯、快適に食事が摂れること、「歯の長持ち」「あごの健康維持」人生の質に深く関わっています。歯周病や破折で歯を失うことは、単なる、老化現象では無く、原因があり、根拠があるのです。しかし、現在の歯科医療は、歯の予防と言えば「歯磨き」とだけなっています。歯の汚れを取ることしか、歯を長持ちさせる方法はなく、自宅でも、歯科医院に来ても、そればかりやっているのです!しかし「噛み合わせ」を良くするというプロフェッショナル・ケアを知って、それを実行すれば、歯の寿命も身体の寿命と同様80年以上になる可能性はあるのです。皆様の歯は、金属よりも硬いのです!
噛み合わせがもたらす影響
・全身の健康:かみ合わせの悪さは、頭痛、肩こり、腰痛、めまい、首が回らないなど、全身の不調を引き起こします。
・顎関節症:顎関節に負担がかかり、口が開けにくくなったり、痛みが生じたり、音が鳴ったりすることがあります。
・歯の寿命:噛み合わせが悪いと、特定の歯に過剰な力がかかり、歯の寿命を縮める原因になります。
・姿勢:噛み合わせは、全身のバランスに関わるため姿勢にも影響します。
しかし、保険治療では、なんと、嚙み合わせを評価、治療する項目ありません。
ご存じだったでしょうか?
噛み合わせの出発点は関節:歯科治療の原則は関節と調和した噛み合わせを作ること。
歯科治療を行う(嚙み合わせを作る)上での大原則は、関節と調和した噛み合わせを作ることです。なぜなら、歯が噛み合わさるのは、関節が回転して始まるからです。そのため、矯正歯科治療のようなすべての歯が移動して、噛み合わせが完全にリセットしてしまうような治療は、歯科医師次第で、噛み合わせを完全にコントロールすることができます。その実際は、噛み合わせは、皆様自身に自由にカチカチ噛んでもらうのではなく、術者が、常に、皆様の下あごを術者が、誘導して関節の軸で噛めているかを確認する必要があります。そして、関節の軸の閉鎖経路を邪魔するわずかに高くぶつかる奥歯があれば、調整をする必要があるのです。しかし、皆様もご存じの様に、ほぼすべての歯科治療は、皆様が自由にカチカチ噛んで決まります。わずかに高くぶつかる歯があっても、皆様の下あご(噛み合わせ)が、ぶつかった後、適当にズレてすべての歯が噛み合うようであれば、OKとしてしまっているのです。このズレる量が、わずかであれば、多くの人は、違和感も感じることなく生活できてしまうのです。こうして悪い噛み合わせ(すべての歯が同時に同じ強さで接触しない)は、毎日の歯科治療の中で生まれていきます。ほとんどの先生は、噛む位置は、皆様が個々に勝手に決めることで、歯科医師は一切コントロールするものではないと考えているのです。そして、皆様が個人的な違和感を訴えなければ、それを理想の噛み合わせとみなしているのです。噛み合わせの検査(三種の神器を用いた)をしなくても、皆様が、皆様の個人的な感覚で噛み合わせに了解したことによって、治療の責任さえも、皆様に移行しているのです。歯科医師自身が、厳密にルールに基づいて噛み合わせを決定しない事で、治療の責任も簡単に皆様に預けることができるのです。本来の「噛み合わせ」とは、食事や歯ぎしりなど下あごが動いた際の「あごの関節のてこ現象(シーソー現象)を見ることです。また、てこ現象(シーソー現象)を引き起こす原因の奥歯の発見することです。すなわち、下あごを閉じた際に①「すべての歯が同時に同じ強さで接触した=ぶつかる奥歯の無い良い噛み合わせ」あるいは、下あごを閉じた際に②「1本の奥歯が先にぶつかってから、すべての歯が接触した=悪い噛み合わせ」かです。①は関節と調和した噛み合わせです。②は、調和していません。なぜなら、下あごの1本の奥歯が先にぶつかって、ズレて噛み合わさっているので、一緒に、関節もズレて動き、あごの関節にてこ現象(シーソー現象)を引き起こします。良いかみ合わせかどうかの基本は、これを検査、分析することです。この悪い噛み合わせは、1本のぶつかる奥歯に暴力的な力を与え、歯の違和感から始まり、虫歯がないのに歯がしみる痛む、歯ブラシを頑張っているのに歯周病が進行する、歯が突然割れるを引き起こします。一方、この1本の奥歯は、前歯と関節の間でてこの支点(シーソーの支点)となって、関節を上下に揺さぶります。これによって、炎症が生じ口が開かない、開くとき痛い、音がなるなどの顎関節症の症状が出てきます。


この、関節と調和した噛み合わせを作るという歯科治療の原則は、ナソロジーという噛み合わせの学問が1世紀も前に提唱しており、その目的は「歯の長持ち」「あごの健康維持」でした。しかし、現代の歯科治療で、この原則を実践している歯科医師は、ほとんどいません。研究では人の10人に9人は、永久歯が完成した時点で、関節と調和していない悪い噛み合わせがあるといわれています。そのため、ほとんどの人が、噛み合わせ治療の対象ともいえます。しかし、ほとんどの皆様が、悪い噛み合わせに違和感を感じることもなく、違和感が無いことが良い噛み合わせを信じているおかげで、誰も、真実を知らないのです。そして、この現状に誰も関心も無いため、悪い噛み合わせは、皆様の口の中に置き去りにされているのです。40歳以降に適当に歯周病や歯が破折しても、ほとんどの人が老化現象と簡単に納得してくれるため、インプラントというビジネスになる解決法で即刻、失った歯を回復できるのです。ほとんどの皆様は、歯を失っても、失った原因をしっかり調べて欲しいという人はいません。それより、歯が無くなった困った状況を一日でも早く解決して欲しいと考えるだけです。そのため、インプラントというビジネスはポピュラーになり、再び、悪い噛み合わせが原因で、第2、第3の歯が、引き続き失われていくのです。9割近く悪い噛み合わせを持つ皆様が存在していることは、インプラントビジネスの発展を支えているのです。
皆様の歯科治療の窓口である保険治療では、噛み合わせを改善する項目がないため、将来的に歯やあごの関節にトラブルが発生する可能性があります。また、関節は身体の健康に重要な軸の1つで、関節と調和していない噛み合わせで関節が揺さぶられることは、姿勢や肩こり、頭痛、腰痛、首の痛み、首が回らない、お顔の歪みなどの症状を引き起こします。しかし、現在の保健治療、インプラントや矯正歯科治療などの自費治療においても、「関節と調和した噛み合わせを作る」という原則は、前述したようにほぼ守られていません。なぜなら、関節と調和した噛み合わせを作る場合、噛み合わせに関する専門的な知識と技術が必要になり、治療も複雑になるため、時間がかかるからです。いずれにしても、現代の歯科医療は、通常、噛み合わせに無関心です。歯並びと、かみ合わせという言葉が混同して使用されていることも、歯の命につながる嚙み合わせが重要視されていない1つの現れかもしれません。歯並びは、静止画のようなものです。嚙み合わさった状態を口の中で評価しても、歯が整列した状態を見ているだけで、そこに暴力的なメカニズムは働きません。レントゲンンCT検査も同様に静止画で、噛み合わせの良し悪しはわかりません。また、上下の歯の正中がズレていることも、嚙み合わせというより歯並びです。なぜなら、それが理由で、歯やあごが壊れたりはしないからです。一方、噛み合わせは、動画(物事が始まってから終わるまでを見る)で評価するものです。1本だけ他の歯より先にぶつかる歯があれば、それが、他の歯よりも先にぶつかる瞬間のスクープを検査で捉え証明することができます。その後、下あごの1本のぶつかる奥歯がズレて全体が噛めば、同じ下あごの関節も一緒にズレたことを意味します。このように、歯科治療の原則を守らなかった関節と調和していない噛み合わせは、目で見えない奥歯の悪い噛み合わせであり、歯周病の進行、歯の破折、顎関節症を引き起こします。わずか数ミリ~ミクロン単位のぶつかる奥歯が原因であるため自覚しにくい状態です。嚙み合わせという言葉は、歯とあごのトラブルに直接関連する状態に使います。一方、歯並びという言葉は、直接歯やあごを壊わすものではない状態に使います。
現代の歯科治療の落とし穴:噛み合わせは、皆様が勝手に噛む所で決まるため、歯科医師の責任は皆無!
あごの関節の閉鎖軸で噛み合わせが作られる事は、快適に噛むことにつながるため非常に重要なことです。当院で行う「噛み合わせ矯正歯科治療」や「噛み合わせの調整」は、常に、これをゴールにしています。また、あご関節の軸は、噛み合わせ以外にも、飲み込みや発音におけるスタートポジションでもあります。しかし、前項で述べた様に、あごの関節の軸で噛み合わせを作る場合、皆様が自由に噛むのではなく、歯科医師が、緊張していない下あごをあごの関節の軸に常に誘導する必要があるため、熟練の技術を必要とします。一方、保健治療では患者様の歯が残っている場合、あご関節と調和した噛み合わせを作るための検査や分析法が、ありませんので、それに対する治療法もありません。保険医療機関、矯正歯科専門医療機関が、それでもやっていけるのは、そのような医療機関の理想の噛み合わせが、前歯がきれいに並んでいて、単に感覚的に違和感の無い噛み合わせだからです。ルールに従った誰にとっても良い噛み合わせ構築するならば、三種の神器を使用した噛み合わせ検査が必要になります。それは、保険医療機関、矯正歯科専門医療機関が、「歯の長持ち」「あごの健康維持」を目的とした治療法ではないということを意味します。また、患者様に発生した歯周病や歯の破折が、かみ合わせが原因で生じているかの評価や治療も、同様の噛み合わせ検査が必要になりますので、保険医療機関では行うことができません。しかし、かかりつけの先生も日頃から噛み合わせに関して検査を行っていないため、歯周病や歯の破折をかみ合わせと結び付けて考えることがありません。そして、検査が無いことで、噛み合わせの診査の仕方がわからないため、歯の破折については、硬い物を噛む、歯ぎしり、食いしばりの原因を挙げれば、皆様が老化現象と納得すると考えているかもしれません。基本は、皆様同様、「歯の予防=歯磨き」なのです。しかし、このような状況は、皆様の日常に普通にあることです。もし、皆様の歯への関心が高く、当院の様な自由診療のクリニックを訪れて、1本の歯を失うことを真剣に考えたいというお気持ちがあれば、状況を変えることはできるかもしれません。しかし、長い間、嚙み合わせが原因の歯周病が、それとは知らず放置されていた場合、どこまで回復を見込めるかは検査の結果を見なければわかりません。また、保険医療機関で行われるインプラント治療などの自費治療も、噛み合わせに関しては保険治療の延長線上で行われているので、関節と調和した噛み合わせを作ることはほとんどありません。さらに、矯正歯科治療のような、全ての歯を移動し、完全に噛み合わせをリセットできる状況においても、最終的な噛み合わせの位置を、関節と調和させて作ることもありません。めちゃくちゃ時間がかかるからです。「はい、カチカチ噛んで」「高いですか?高くないですか?大丈夫ですね。」という「単に、違和感が無い=良い噛み合わせ」とした方が楽なのです。そのため、歯科治療は、フードやファッションのようにファストビジネス(早い、安い、簡単)として成立するのです。当院の考える歯の予防は、歯磨き(細菌)+噛み合わせ(力)。しかし、保険医療機関では、歯磨きも、噛み合わせも皆様が責任を持って決めたことなので、歯が失われることは、すべて自己責任なのです。
三種の神器を使用した噛み合わせの作り方(YouTube再生リスト):ご興味のある方はご覧下さい。
(15分、15分、18分の3本の動画)
現在の歯科定期健診の落とし穴:嚙み合わせは予防の対象外、評価も改善もされない。患者様が自覚できない悪い噛み合わせは、改善されるチャンスは皆無。
さらに、保健治療で代表される歯科の定期検診も、「歯の予防=歯磨き」で、細菌、プラークコントロールの観点だけに立った歯の予防になっています。X線検査、歯周ポケット検査、歯石除去、歯のクリーニングなどは、主に細菌に対するアプローチであり、噛み合わせを直接、診査、評価する項目はありません。これまで述べてきたように、保険医療機関、矯正歯科専門医療機関の理想の噛み合わせは、検査の無い、皆様の瞬間的な直感により決定した噛み合わせであるため、皆様が気付けないものは、理想の状態が続いていると考えられます。しかし、悪い噛み合わせは、通常、サイレント・キラーです。患者様は、悪い噛み合わせを自覚しにくい状態にあります。皆様の歯周病や歯の破折は、予防されるシステムは無いのです。嚙み合わせが原因の歯周病、歯の破折は、原因の追究がなされることはありません。でも、安心して下さい、歯を失っても即刻、インプラントで解決可能なのです。1本の歯を失うことに、特別な関心も無い方にはつまらない話かもしれません。患者様は、自覚できない奥歯の悪い噛み合わせを自由診療で予防したいお気持ちはありますか?それとも、歯を失ってからインプラントや、良質の入れ歯を考えますか?
噛み合わせで歯が失う、顎関節症になるが良く分かる「ドアの軸理論」再生リスト
10本あります。ご負担でなければどうぞ!
現在の嚙み合わせをリセットするタイミング。
患者様が、現在の噛み合わせのリセットを考慮するタイミングは、以下の通りです。
①見た目でわかる悪い噛み合わせがある。
矯正歯科治療の適応になります。その際、これまでお話ししてきたように、見た目でわからない「最小単位」の奥歯の悪い噛み合わせは、ほとんどの治療で放置される可能性があるので、歯科治療の原則である「関節と調和した噛み合わせ」を作る技術のある先生に、治療を受けることをお勧めします。
②顎関節症を長く患っている。
ほとんどの医療機関では、顎関節症を原因である噛み合わせから治療することは行っていません。この治療も、やはり、歯科治療の原則である、「関節と調和した噛み合わせ」を作る技術のある先生に治療を受けることをお勧めします。
③見た目でわからない悪い噛み合わせがある。
この場合、見た目では、噛み合わせの問題があると考えていないと思います。しかし、自覚症状があり、虫歯がないのに歯がしみる痛む。歯ブラシを頑張っているのに、定期健診に行く度に歯周病が進行していると言われる。過去に、突然歯が割れたことがあった。口が開かない、開くとき痛い、音が鳴るなどの症状がある。歯ぎしり、食いしばりをかかりつけ歯科で指摘され、長期間マウスピースを使用している。(嚙み合わせを改善することで、歯ぎしり、食いしばりの解消になることがあります。また、歯ぎしり、食いしばりをした時の暴力的な力をコントロールすることをお手伝いできます)。首のこりがひどく、首が回らないなどの症状がある(歯やあごの症状より首の症状が気になる場合、患者様は、原因が嚙み合わせであるとわからずに整形外科を受診して注射やリハビリを受けたり、整体を受診したりすることがあります。しかし、嚙み合わせが原因の場合も多いので、ご相談下されば幸いです)。同様のケースをリンクしておきます。また、過去の治療経験では、姿勢の問題(肩が下がっている)、頭痛、お顔の歪み(嚙み合わせのバランスが悪いことにより、左右のお顔の表情筋の緊張に差が出ます。)、手足の痺れなどを自覚症状として感じる場合もあります。また、歯の根元の部分が、くさび状に減っている、糸切り歯の先端がスパッと切ったように無くなっていることも見た目ではわかりにくい奥歯の悪い噛み合わせの特徴といえます。
④歯科治療後に違和感がある。
詰め物、被せ物、インプラント、矯正歯科治療後などの違和感が気になるが、担当の先生が、様子を見て下さいとだけ言って、対処がなく不安があるなどの場合にご相談下さい。
最後に
噛み合わせは、あなたの人生を大きく左右する可能性があります。もし、あなたが、以下の様な症状にお悩みならご相談下さい。
頭痛、肩こり、腰痛、めまい、顎関節の痛みや違和感。歯の痛みや違和感。姿勢の悪さ。
当院では、精密な検査と高度な技術で、あなたの「嚙み合わせ」を根本から改善し、
健康で豊かな人生をサポートします。
信頼のおけるドクター選びの目安は以下です。
①顎関節症を原因の噛み合わせから治療できる。
②「関節と調和している噛み合わせ」を検査する三種の神器(フェイスボー、関節の軸で記録した噛み合わせのワックス、咬合器)を使用している。
③治療中、治療終了後にも、三種の神器を用いた噛み合わせ検査で検証する、自分の治療を過信していない正確、誠実な先生。
この記事の執筆者:福永 矯正歯科・歯科口腔外科 院長:福永秀一
| 1991年 | 明海大学歯学部卒業 |
|---|---|
| 1995年 | 明海大学歯学部大学院歯学研究科修了:歯学博士の学位取得 |
| 1998年 | 日本歯科麻酔学会認定医取得 |
| 1999年 | 日本口腔外科学会専門医取得 明海大学歯学部口腔外科学第一講座助手 |
| 2000年 | 明海大学歯学部口腔外科学第一講座講師 |
| 2002年 | 羽生総合病院口腔外科部長 |
| 2012年 | IPSG包括歯科医療研究会VIP会員 |
| 2024年 | 福永 矯正歯科・歯科口腔外科 開設 |
