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顎関節症(口が開かない、開くとき痛い!)

64歳、女性、気品のある患者様です。訴えは、口が指2本分くらい(27mm)しか開かず、口を開けると右の顎関節が痛い状態でした。スプリント治療を1年半行っていましたが、まったく効果がない状態でした。検査の結果では、「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」の構築に小さな変更で対応できると思われたので、矯正歯科治療は行わず、かみ合わせの調整のみを行いました。

治療期間8か月
費用80万円

来院時のお悩み

一見、口の中を見ただけでは、異常があるようには見えない状態でした。しかし、スプリント治療を1年半続けていましたが、症状の改善が認められていない状態でした。口が指2本分くらい(27mm)しか開かない状態でした。また、口を開けたり、下あごを右に動かすと、右の顎関節が痛み、苦しい状態でした。

検査結果

悪いかみ合わせを調べると、「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」のルール、顎関節本来の軸で閉じると、ぶつかる奥歯がありました。また、姿勢では、左肩が下がっていたり、あごが上がっていたりと異常が認められました。

多くの歯がかぶせの治療を施されていました。

沢山のかぶせが施されていくうちに、顎関節本来の軸が、見過ごさてしまったと考えられます。

①顎関節本来の軸で閉じると、ぶつかる歯がある。

患者様は、普段、ぶつかる奥歯を避けるように、無意識に下あごをズラして噛んでいることが判明しました。上下の歯の間に、隙間がありタイトに噛んでいません。ぶつかる奥歯のため、かみ合わせが浮いている状態です。

①顎関節本来の軸で閉じると、ぶつかる歯がある。

右の5番目の歯が、本来の軸で閉じるとぶつかっていました。

①顎関節本来の軸で閉じると、ぶつかる歯がある。

右5番目の歯がぶつかっているので、前歯が閉じていません。(顎関節本来の軸で再現した模型)

姿勢において左肩がさっがている。

姿勢においてあごが上がっている・。

治療内容

治療は、「かみあわせの調整」を行い、すべての歯が同時に、同じ強さで接触するように調整しました。(実際には、過高な右5番目の歯を中心にエナメル質の範囲内で1mm前後の歯質をピンポイントに調整することにより右5番目の歯が、てこの支点になって、シーソーのように顎関節を揺さぶるのを防止しました。)治療開始から8か月後のある日、魔法のように患者様の症状は消失しました。かみ合わせが、単なる歯の接触ではないことが理解できます。

副作用・リスク

かみ合わせの調整に要する量が多い場合、歯にしみる症状が、生じる場合があります。

矯正後の結果

歯とあごを守るため「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」のルールを構築することによって、あごと体にどんな変化が生まれたか?

顎関節本来の軸で閉じると、すべての歯が同時に、同じ強さで接触するようになった。

口角が自然に上がり、口元が美しくなった。

姿勢のアライメントが整った。(左肩が下がっていた。)

姿勢のアライメントが整った。(あごが上がっていた。)

患者様の声