顎関節症(硬い物が噛めない!)
65歳、女性の患者様。顎関節症で、硬い物が噛めないため紹介により来院されました。顎関節症を改善するために「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」を構築すべく、治療は、ご年齢を考慮して、ミクロン単位のかみ合わせの調整だけ行いました。
治療期間 | 7か月 |
---|---|
費用 | 70万円 |
来院時のお悩み
一見、見た目では、まったく問題がないように見受けられました。食物を噛むと両側の顎関節が痛く、耳のあたりに違和感があり、紹介により来院されました。顎関節が痛いため、りんご、魚、肉などを食べるのが困難な状態でした。
検査結果
咬合機能検査を行うと、Organic Occlusionオーガニック・オクルージョンの4つのルールの内、顎関節の本来の軸で口を閉じると、ぶつかる奥歯がありました。
顎関節本来の軸で閉じると、ぶつかる奥歯がある。
ぶつかる奥歯があるため、しっかり嚙み合っていない。模型が浮いている。
顎関節本来の軸で閉じると、ぶつかる奥歯がある。
検査で判明した、左のぶつかる奥歯。
治療内容
治療は、ご年齢をご考慮し、矯正歯科治療は行わず、「かみあわせの調整」だけをを行いました。「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」のルール、、顎関節本来の軸で閉じるとぶつかる奥歯は調整し、すべての歯が同時に、同じ強さで接触するように調整しました。(実際には、過高な左7番目の歯を中心にエナメル質の範囲内で1mm前後の歯質をピンポイントに調整することにより、左7番目の歯が、てこの支点になって、シーソーのように顎関節を揺さぶるのを防止しました。)また、歯ぎしりする時、奥歯がぶつからないように調整しました。すると、患者様の自覚症状、他覚所見は、共に改善することができました。
副作用・リスク
かみ合わせの調整に要する量が多い場合、歯にしみる症状が、生じる場合があります。
矯正後の結果
かみ合わせの力から、歯とあごを守るために「Organic Occlusionオーガニック・オクルージョン」のルールがどのように変化したか?